海の日の由来とは?2018年はいつ?

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四方八方を海で囲まれている「日本列島」

海洋国と言われているほど日本人と海の関係は深く、その関わりは縄文時代から持つようになったとされています。

船を利用して物を運んだり、魚や貝をとって食べたり・・

日本人と海の関係は、切っても切り離せないものとなっています。

 

さて、様々な恵をもたらす海に感謝する日と言えば、海の日です!

海の日は、国民の祝日として制定されてから、まだ20年ほどしか経過していない比較的新しい祝日です。

世界各国の中でも、海の日を国民の祝日にしている国は日本だけなので、珍しい祝日ということができます。

 

突然ですが、海の日の由来はご存知でしょうか?

また、2018年の海の日はいつでしょう?と聞かれたら、すぐに答えることはできますか?

そういえば、海の日の由来って知らないなぁ(汗;

とか

今年はいつが海の日だっけ?

など、海の日に関して解らないことがあったり、曖昧だったりということがあれば、どうぞこの先にお進みください^ ^

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海の日の由来とは?

海の日には、第122代の天皇である明治天皇の東北巡幸が大きく関わっています。

1869年(明治2年)、京都から東京へ移転した明治天皇は、明治9年(1876年)6月2日に東北地方を巡幸する旅に出かけました。

巡幸の理由は、明治元年(1868年)1月〜明治2年(1869年)5月の期間に起きていた戊辰戦争に敗れ、苦しい生活をしていた人々を激励するためです。

明治天皇は、馬車に乗って埼玉県、茨城県、栃木県、福島県、宮城県、岩手県、青森県の各所を巡ったとされています。

 

すべての地を巡り終えたのは明治9年(1876年)7月16日で、青森県からは「明治丸」という船に乗り込み、函館を経由して横浜港へと帰着しました。

宮内省が編修した「明治天皇記」によれば、この航海は、3日間、荒波の中を進まなければいけないという大変なものだったのだそうです。

船は大きく揺れ、船酔いをする者が続出している状況だったにも関わらず、明治天皇は終始動揺することはありませんでした。

横浜港へは、予定より遅れた7月20日の20時過ぎに入港となりましたが、不安そうに港で待っていた大勢の人たちは、明治天皇の元気な姿を見て安心したということです。

さらに、当時、まだ船を利用することに不安を抱いていた一般国民が多かったのですが、軍艦以外の船に初めて乗船し、御巡幸された明治天皇の姿を見て、船の安全性に大きな信頼を寄せるようになりました。

以降、貨物運搬等の運送旅行に船を利用する人たちが増えていき、海洋国家日本として大きな発展を遂げることとなります。

 

その後、明治天皇が無事に横浜港へ帰還できたことを記念して、昭和16年(1941年)に、当時の逓信(ていしん)大臣であった村田省蔵氏の提唱によって「海の記念日」が制定されました。
 ※逓信大臣=日本に存在した郵便や通信を管理する中央官庁(逓信省)の大臣

この海の記念日こそが、現在の海の日の起源となっており、海の記念日という名前が海の日に変更されたのは、平成7年(1995年)のことです。

◎明治丸とは?
 明治丸は、明治政府がイギリスのグラスゴーにある「ネピア造船所」に、燈台視察船として発注したものです。

 明治7年(1874年)に完成した明治丸は、明治29年(1896年)までの約20年間に渡って燈台巡視の業務を果たしました。

 それだけでなく、当時の日本国内における最優秀船だったということで、明治天皇をはじめ、多くの高官(地位の高い官職)など、天皇・皇后が乗船する「御召艦(おめしかん)」としても活躍されました。

 明治29年(1896年)に引退すると、商船学校(現在の東京海洋大学)に譲渡され、翌年正式に移管されることとなります。

 以降、練習船として80年以上使用され続け、昭和53年(1978年)に国の重要文化財に指定されました。

 現在は、明治31年(1898年)当時の形に復元されたものが、東京海洋大学の越中島キャンパスに保管されています。

海の日はいつから祝日になったの?

ところで、海の日は、いつから祝日になったのかご存知ですか?

海の記念日は、海の仕事に関わる人たちの間で、簡単な行事が行われていた程度の民間の記念日とされていました。

なので、海の記念日自体が、一般に知られることがそう多くありませんでした。

そこで、日本船主協会や日本海事広報協会などの海運・海事関係者たちは、海の記念日を祝日にするための運動を開始します。

祝日化運動は、3度に渡って行われており、第1回目は、昭和34年(1959年)~昭和41年(1966年)に行われました。

この時には、

  • 日本船主協会
  • 日本海事振興協会
  • 日本造船工業会
  • 全日本海員組合
  • 大日本水産会

という5つの団体が「海の日協会」を設立して祝日化運動を行ったのですが、祝日になることはありませんでした。

第2回目の祝日化運動が行われたのは、昭和46年(1971年)~昭和48年(1973年)です。

2回目の運動では、祝日化を希望する人の著名約12万人分集めることができ、全国海友婦人会がこの著名を持って内閣に対し祝日化を請願しました。
 ※請願=国民が国や地方自治体の機関に対し、文書で希望を述べること

が・・

残念ながら、その願いは届きませんでした。

 

最後の祝日化運動は、平成3年(1991年)に、日本船主協会の会長である根本二郎氏が海の日の祝日化について提唱したことによって始まったとされています。

この頃から、政府が本格的に検討するようになり、祝日化運動は大きな盛り上がりを見せました。

最終的には、1000万人分の著名を集めることができ、平成7年(1995年)に海の記念日から海の日に変わったと同時に、毎年7月20日を国民の祝日にするということが決定しました。

実際に祝日化が実施されたのは、翌年の平成8年(1996年)からとなっています。

 

海の日の移り変わり

海の日が国民の祝日に制定されてからは、日本各地で様々なイベントが開催されるようになりました。

この影響もあり、次第に7月20日は海の日であるということが広く知れ渡るようになっていきます。

ところが・・

平成15年(2003年)、ハッピーマンデー制度によって、海の日は7月の第3月曜日に変更されることが決定しました。

ハッピーマンデー制度とは、国民の祝日の一部を固定日から週の月曜日に移動させる法改正のことです。

これは、月曜日を祝日にして、土日と合わせた3連休をゆっくり過ごしてほしいという思いから制定されたものになります。

海の日の変更については異論もあり、歴史や伝統に由来している祝日まで変えてしまうことに不安を抱く声も多くありました。

 

その後、平成26年(2014年)には、一部の国会議員たちから海の日を7月20日に戻すべきではないかという議案が出されました。

理由としては、海の恩恵に感謝し、海洋国家である日本の繁栄を願うという目的で制定されたはずの海の日が、

  • ただのお祭り行事になっている
  • 祝日の意義が解らない子どもが増える可能性がある

といったことがあったからです。

このことについては、何度も話し合いが行われていますが、現在も決定はされておりません。

たとえ、日にちが変更になったとしても、海の恩恵に感謝するという趣旨を忘れずに、海の日を迎えたいものですね^ ^

 

海の日!2018年はいつ?

海の日は7月の第3月曜日なので、当然のことながら毎年変動します。

2018年(平成30年)は、7月16日海の日です!

ちなみに、7月1日〜31日までの1ヶ月間は、海の月間となっています。

海の月間は、

海の日を含む3連休をより有効に活用してほしい!

海に対する理解と認識を高めてほしい!

という思いから設けられるようになったものです。

 

海の月間中は、日本各地で海フェスタやマリンスポーツ大会、体験乗船に港祭りなど、様々なイベントが行われます。

また、海事関係施設等の一般公開もあり、

  • 東京海洋大学の越中島キャンパス・品川キャンパス
  • 東京都にある晴海客船ターミナル

にて実施される明治丸の内部やマリンサイエンスミュージアム、船の一般公開は、特に人気です^^

このあたりにつきましては、また別の記事でご案内させていただきます♪

 

◎参考
 なぜ7月20日に「海の日」が制定されたのですか?/明治神宮
 海の日の由来/校長通信
 海の日の由来、知っていますか?/(株)明成社
 インフォメーション「海の日」あれこれ/海洋政策研究所

 

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