突然ですが・・・
ご自身の手の爪をちょっと見てみてください^^
・・・
ご覧いただけましたか?
特に変わったことがないのであれば良いのですが、もしかして、爪がでこぼこしていたりしませんか?
爪のでこぼこには、様々な症状があり、それぞれに原因があるのですが、病気が関係している場合とそうでない場合があります。
もし、不安な気持ちにさせてしまったとしたらすみません。
でも、せっかくですから気になる爪のでこぼこと向き合ってみてはいかがでしょう?
病気でなければ安心できますし、万が一病気の可能性があったとしても、何科のお医者さんで見てもらうといいのかというところまでお話しています。
早速ですが、病気ではないでこぼこのお話からどうぞ^^
病気ではない爪のでこぼこについて
ここで、もう一度あなたの爪をご覧ください。
引用:https://ameblo.jp/face4/entry-11950165917.html
上の画像のように、縦線が入っていて、でこぼこしているのであれば、病気ではない可能性が高いです。
これは、通称、爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)と呼ばれているもので、老化現象の一つと言われており、年齢を重ねていくことで縦線のでこぼこがだんだんと目立つようになっていきます。
その理由は、胃腸の働きが弱くなることによって、爪まで栄養が行き届きにくくなってしまうためです。
一般的に30歳を超えたあたりで徐々に目立ちはじめ、40歳を超えると全ての爪に現れるようになります。
とは言っても、最近では、食生活の乱れによる栄養不足や睡眠不足、精神的なストレスを抱えている10代や20代の方たちにも、爪甲縦条の症状が現れることがあります。
他にも、乾燥が原因となる場合もあり、乾燥肌の方は冬になると現れやすくなることもありますので、必ずしも年齢が関係しているというわけではありません。
それに、でこぼこの深さや線の数も人それぞれ違いますので、症状の現れ方も様々となっています。
そんな爪甲縦条ですが、実は自宅でのケアで改善することができるんです。
さらに、普段から予防しておくことで、滑らかでキレイな爪を手に入れることも可能です♪
ケア方法はコレ!
爪甲縦条のケア方法として最もオススメなのは、指マッサージです!
指をマッサージすることによって、自律神経が整い新陳代謝が活発になっていき、血行が良くなっていきます。
これにより、爪の成長を早めることができて、丈夫で滑らかな爪を作ることができます。
マッサージの方法は、爪の根元部分の両端を親指と人差し指で挟み10秒間ほど優しく揉むだけなので、とても簡単なのですが、やりすぎは良くないので1日2~3セットを目安に行うようにしましょう。
お風呂上がりの身体がポカポカしている間にマッサージを行うと、効果をアップさせることができます♪
そうそう!マッサージをする際には、一つだけ注意していただきたいことがあります。
それは、薬指のマッサージだけは控えるようにするということです。
なぜかというと、薬指の根元には交感神経が集中しており、刺激を与えてしまうと免疫力が低下してしまったり、不眠症に陥ってしまう恐れがあるからです。
また、その他のケア方法として、ネイルオイルを使うというものがあります。
ネイルオイルは、保湿成分のある植物性オイルやミネラル、ビタミンが入った爪専用のオイルのことで、お風呂上がりや寝る前に塗ると爪の根元部分から潤っていき、乾燥を防いでくれます。
なので、乾燥肌の方はもちろん、洗い物などの水仕事で爪が乾燥してお困りの主婦さんにも向いています。
ちなみに、ネイルオイルを塗った後にハンドクリームを爪に塗りこむと保湿効果がアップし、より乾燥を防ぐことができます。
ただ、先にハンドクリームから塗ってしまうと、ネイルオイルの油がはじかれてしまい保湿効果が薄れるので、先にネイルオイルを塗ってからハンドクリームを塗るようにしてください。
予防方法は?
でこぼこにならない爪を作るためには、普段からバランスの良い食事を心がけることが大切です。
爪は、ケラチンと呼ばれるタンパク質でできているので、肉類や魚類、乳製品に大豆製品といったタンパク質を積極的に取り入れていくことが良いとされています。
ただし、脂身の多い肉はタンパク質の含有量が少ないので、肉類を選ぶ際は、なるべく脂身の少ない赤身や鶏肉を選ぶようにして摂取すると良いでしょう。
さらに、丈夫で潤いのある爪を作るためには、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE、鉄、亜鉛などの栄養素もしっかりと摂取していく必要があります。
以下に、各栄養素が含まれている主な食材をまとめてみました♪
- ビタミンA:鶏レバー、豚レバー、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草
- ビタミンB2:豚レバー、牛レバー、鶏レバー、うなぎ、卵
- ビタミンE:アーモンド、たらこ、かぼちゃ
- 鉄:ひじき、あさり、小松菜、きくらげ
- 亜鉛:牡蠣、チーズ、卵、赤身肉、鶏肉
これらの食べ物をバランス良く組み合わせることで、吸収率がアップしますので、どれか一つに偏ったりしないように注意しましょう。
ところで、爪は寝ている間に作られているということをご存知でしょうか?
日ごろから、質の高い睡眠を心がけることで、健康的な爪を作ることができるんです♪
人は眠りに入ると、始めに深い眠りであるノンレム睡眠の状態になり、その後に浅い眠りであるレム睡眠へと移行していくようになっており、睡眠中は、これを交互に繰り返しています。
そして、ノンレム睡眠が現れてレム睡眠が終わるまでの1回のサイクルは、一般的に約90分とされていて、この時間が質の高い睡眠を得るための大きなポイントとなっています。
というのも、質の高い睡眠は、ノンレム睡眠をしっかりとることと、レム睡眠の状態の時に目覚めることで得ることができるのですが、この両方を可能にするのが90分の倍数、つまり1時間30分、3時間、4時間30分、6時間、7時間30分に起きるということなのです。
※サイクルには個人差があり、80分の人もいれば100分の人もいるため、あくまで目安になります。
ノンレム睡眠の時には脳が休んでおり、その間に成長ホルモンが分泌されるようになって健康的な爪を作ることに繋がり、レム睡眠の時に目覚めることによって、スッキリと起きることができます。
理想の睡眠時間は、大体1日7時間~8時間と言われてはいますが、忙しくて中々ね・・という方もいらっしゃるかと思いますので、そんな時は90分サイクルを意識してみてください^^
このように、睡眠時間を意識することが大切なのですが、規則正しい睡眠リズムを作ることも重要です。
毎日、バラバラの時間帯に寝たり起きたりするのではなく、決まった時間に寝て、決まった時間に起きるようにすると、身体のリズムも整っていき、より爪の成長をサポートしてくれるようになります。
病気が関係している爪のでこぼこについて
さて、次に病気が関係している爪のでこぼこについてご紹介いたします。
こちらは、あくまで病気の可能性があるということであり、その症状が出たからと言って絶対に病気であるというわけではありません。
ストレスや睡眠不足が原因で現れる場合もあるため、一概には言えないということです。
とはいえ、やはり大きな病気が絡んでいることも多かったり、症状が爪甲縦条と似ているものもあるので、注意しながら見ていきましょう!
爪甲横溝の症状と原因
爪甲横溝(そうこうおうこう)は、横に線が入ってでこぼこしている状態のことをいいます。
引用:https://allabout.co.jp/gm/gc/45118/
この場合は、皮膚疾患や気管支疾患、神経疾患の可能性が高く、溝が深い場合には、血管系のトラブルや糖尿病、亜鉛欠乏症といった病気も考えられます。
その他の原因として、服用中の薬による影響やダイエットで食事制限をしている方、爪に衝撃を与えてしまうことによって現れる場合がありますので、心当たりがないかどうか思い出してみてください^^
もし、心当たりがないようであれば、何らかの病気のサインかもしれませんので、そのまま放置せずに皮膚科または内科を受診するようにしましょう。
爪異栄養症の症状と原因
爪異栄養症(そういえいようしょう)とは、波打つようなでこぼこが現れた状態のことを言い、1本の爪ではなく複数の爪に症状が現れるという特徴を持っています。
食生活の乱れによる栄養不足や水分不足が主な原因なのですが、過労や大きなストレスによっても現れるものなので、爪異栄養症の症状が出たら心も身体もかなり疲れきっている証拠になります。
そのため、円形脱毛症やうつ病の方に出やすくなっており、食生活を見直すだけでなく、しっかりと休養をとって心を休ませることが大切です。
が・・
爪異栄養症の場合は、爪甲が薄くなり縦割れしていく爪扁平苔癬(つめへんぺいたいせん)や爪が白濁し表面が剥がれ落ちていく爪乾癬(つめかんせん)、爪水虫といった病気が絡んでいることもありますので、注意が必要です。
しかも、この3つの病気は、特に見た目が似ているため素人では見分けることが難しいとされています。
爪異栄養症の画像があれば良かったのですが、引用させていただくことができませんでしたので、こちらのサイトにてご確認いただければと思います。
→「爪異栄養症の画像を確認する」
万が一、あなたの爪が上記のサイトのような見た目だったとしても、自分だけで判断せずに皮膚科または皮膚泌尿器科を受診するようにしましょう。
爪甲点状陥凹の症状と原因
爪甲点状陥凹(そうこうてんじょうかんおう)とは、ポツポツと針を刺したような点状のでこぼこが特徴で、爪全体に現れる場合もあれば一部分だけ現れる場合もあります。
また、点の大きさにも違いがあり、大きいものもあれば小さいものもあるため、気が付きにくい場合があります。
引用:http://yoshikoclinic.yoka-yoka.jp/e56424.html
原因は、大きなストレスとされており、爪甲点状陥凹は最も円形脱毛症になる確率が高いと言われているものです。
ストレスを解消することができれば、次第にキレイな爪が生えてくるようになりますが、これ以外にも、頭や肘などにできる乾癬や湿疹といった皮膚疾患が関係している場合がありますので、念のため皮膚科で見てもらうようにしましょう。
爪は、身体に何らかの異常が起きた時に影響が出やすい場所とされています。
爪に現れている症状や形、色を見るだけで、どのような健康状態なのかが解ったり、大きな病気の初期症状として現れることもあるので早期発見にも繋がります。
このように、身体の変化をいち早く教えてくれることから、爪は健康のバロメーターと言われているほどです。
爪にでこぼこができても放置してしまったり、たいしたことないだろうから・・と判断してしまう方が多いのですが、その判断が間違っている場合もありますので、まずはお近くの病院へ足を運んでみることをオススメいたします。
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