暑い夏の季節・・
なんか頭が痛くてフラフラする・・
立ちくらみがして、気分が悪い・・
もし、そのような症状が出ていたら、それは熱中症かもしれません。
熱中症といえば、暑い日に外で長時間活動していたり、
運動した場合に起きるものと思われがちですが・・・
気温が低いでも、湿度が高いと熱中症になることもあるんです!
そんな熱中症にならないためには、
水分補給をすることが大事です。
でもぉ〜水分補給っていつのタイミングですればいいの?
飲み物だったら何でもいいの?
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
水分補給をしっかりと行うことで、熱中症を予防することができますが、
やり方を間違ってしまうと何の意味もありません。
なので、この記事で水分補給をするタイミングや
熱中症予防に適した飲み物を学んでおきましょう♪
水分補給をするタイミングと飲む量について
よく、喉が渇いてから水分補給すればいいや!
と、思っている方がいますが、それでは遅いのです!
なぜなら、喉が渇いた状態というのは、
すでに脱水症状になってしまっているからです。
なので、喉が渇く前からこまめに水分補給をすることが
一番のポイントになります。
運動を行う場合であれば、
その30分くらい前に水分補給をしておきましょう。
量の目安は、250ml〜500mlほどで、
これを何回かに分けて飲んでおきます。
一気にたくさん水分を補給してしまうと
排泄量が多くなりミネラルを失ってしまう原因となります。
そのため、水分補給をする時は、
数回に分けてゆっくり飲むことが大切です。
特に、運動が終わった後は、
一気飲みをしないで、少しずつ飲むように意識する必要があります。
また、運動をする時だけでなく、外へ出る前や寝る前、
お風呂へ入る前にも、水分を摂っておくようにしてください^ ^
そして、朝起きた時や会社に到着した時、
お風呂から上がった後の補給もお忘れなく♪
この場合の飲むタイミングは、
- 何かを行う約20〜30分前
- 何かを行っている時は20〜30分に1度
- 終わった後は30分以内
に、行うのがベストです。
1回の水分補給で飲む量は、
大体250mlほどが目安となります。
もちろん!この時もガブガブ飲まずに、
ゆっくりと飲むことを心がけましょう♪
熱中症予防の水分補給におすすめの飲み物!
水分補給をする時に、気を付けていただきたいのは、
水分だけを摂ればいいというわけではないということです。
水分の他にも塩分(ナトリウム)や糖分を
同時に補給する必要があります。
汗には、水だけでなく塩分(ナトリウム)も含まれています。
汗を舐めてみたら、
塩辛い!と感じたことはありませんか?
汗をかくと塩分も一緒に出てしまうので、
しっかりと補給していかなければいけません。
そして、糖分も一緒に摂ることで、
塩分に含まれるナトリウムの吸収を促進してくれます。
これにより、水分の吸収率もアップしていきます。
この、塩分と糖分を一緒に摂ることができる飲み物というのが、
経口補水液です。
経口補水液とは、電解質や糖分が
バランス良く含まれている飲み物のことです。
※電解質=塩分の主成分であるナトリウムやカリウム
脱水症状の時に行う点滴と成分が似ており、
口から手軽に補給することができることから飲む点滴と呼ばれています。
経口補水液は、めまいや立ちくらみといった軽度の症状から
吐き気や頭痛といった中度の症状に、とても有効的とされています。
一日あたりの目安量は、成人の方(高齢者も含む)の場合、
500ml〜1,000mlとされています。
飲み方は、はじめに50ml〜150mlほどをゆっくり飲み、
2分後にまた50ml〜150ml飲んでいきます。
その後、まだ飲めるようであれば、
これを繰り返していきます。
◎注意するポイント!
経口補水液は、少し冷やす程度なら大丈夫ですが、
冷やしすぎには注意です!
なぜなら、胃を刺激してしまい吸収されにくくなるからです。
なので、冷凍庫で凍らせたり氷を入れたりせず、
冷蔵庫で冷やしたものや常温のものを飲むようにしましょう。
また、薄めて飲んだり他の飲み物と混ぜて飲んだりすると、
効果を得ることができませんので、ご注意ください。
そしてもう一つ、熱中症予防の水分補給として
おすすめの飲み物があります。
それはスポーツドリンクです。
スポーツドリンクにも、水分や電解質、糖分が含まれており、
疲労回復に効果的です。
軽い運動での水分補給であれば、
スポーツドリンクで問題ないでしょう。
ただ、スポーツドリンクは、糖分が多く入っているので、
飲み過ぎてしまうと虫歯や糖尿病、ペットボトル症候群になる恐れがあります。
※ペットボトル症候群=糖分が大量に含まれるドリンクを過剰に摂取することで起きる急性の糖尿病
糖分の量は、500mlの中になんと!スティックシュガー(3g)
約10本分が入っています!
なので、スポーツドリンクを飲む場合は、
水で1.5倍〜2倍に薄めてから飲むことをおすすめします。
水分補給は水でもいいの?
さて、ここまでで、熱中症の時におすすめの水分補給に
適している飲み物は、経口補水液とスポーツドリンクとお伝えしてきました。
でも・・
水分補給をする時は水が良い!って聞きませんか?
これは、運動をする場合の水分補給としては、
おすすめできません。
先ほども言いましたが、汗をかくと水分だけでなく、
塩分(ナトリウム)も同時に出てしまいます。
そんな状態で、水だけを飲んでしまうと、
血液中の水分とイオンのバランスが崩れてしまい、
体内にある塩分濃度が薄まってしまいます。
そして、一時的に喉の渇きが止まり、
これ以上塩分濃度を下げないようにするため水を求めなくなります。
その後、塩分濃度を元に戻そうとして、
余分な水分を尿として排出していきます。
これにより、どんどんと体液が不足していき、
運動能力も低下し、熱中症を引き起こしてしまうというわけです。
とはいっても、これは運動をした場合のことなので、
日常的に行う熱中症対策であれば、水で問題ありません。
塩分は、食事である程度摂ることができているので、
わざわざ塩分入りのドリンクを飲む必要はないんです。
ちなみに、日常的に行う水分補給の目安の量は、
1日約1.2リットルほどで、それを約8回くらいに分けてゆっくりと飲みます。
飲むタイミングは、朝起きた時、朝食、お昼前、昼食、
15時頃、夕食、お風呂に入る前、寝る前などが良いでしょう。
その他に、お茶やコーヒー、アルコールといった飲み物もありますが、
これらは利尿作用があるため、水分補給には敵していません。
最後に・・
最後に一つだけお伝えしたい事があります。
それは、熱中症は運動している時だけではなく、
家の中にいても起きることがある!
ということです。
外に出ていないからと言って、
水分補給をせずにいるのは大 2ふ変危険です。
夏を快適に過ごすためにも、
こまめに水分補給を行うことを心がけましょう♪
夏の水分補給はスポーツドリンク・水?熱中症の飲み物の選び方/chie
経口補水液を上手に使って脱水対策を!/教えて!「かくれ脱水」委員会
猛暑の続く夏に負けぬよう、「熱中症」の恐ろしさを学ぶ。/熱中症 症状と応急処置のポイント 2分チェック
熱中症対策に効果的な飲料/ヘルスケア大学
効率的な水分補給/大塚製薬
コメント