突然、口の中にできてしまうことがある口内炎。
あなたも1度は経験があるのではないでしょうか?
しかし・・
あなたが口内炎だと思っているその炎症は、
もしかしたら、口内炎ではないかもしれません!
口内炎の他にも、口の中にできる病気の1つとして、
ヘルペスという病気が挙げられます。
ヘルペスは、見た目が口内炎と似ているため、
その違いを見分けることが難しいとされています。
が・・
見た目や原因、症状の違いから、
ヘルペスなのか?口内炎なのか?を見分けることができます!
では、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
原因や症状を見比べながら、その違いを見ていきましょう!
ヘルペスとは?
ヘルペスは、ヘルペスウイルスによって起こる感染症の1つで、
単純ヘルペスと帯状疱疹(たいじょうほうしん)の2種類に分かれています。
特に一般的とされるのが、単純ヘルペスで、
お子さんからお年寄りまで幅広い年齢の方が、感染する可能性のあるウイルスです。
単純ヘルペスによる病気の種類はいくつかあり、
皮膚や眼など、身体のいたるところにできる場合があります。
感染症であるため、患部に触れた手で他の部位を触ると
感染してしまう恐れがあります。
また、他人にうつってしまう可能性もありますので、
注意が必要です。
そして!
単純ヘルペスの中で、1番口内炎と間違いやすいものとして
ヘルペス性口内炎という病気があります。
ヘルペス性口内炎は、水ぶくれのような見た目をしており、
唇や舌、歯茎、のどの粘膜などにできます。
特に、生後6ヶ月~3才までの赤ちゃんに発症する場合が多く、
主な感染経路は、接触感染や飛沫感染です。
たとえば、お子さんにほおずりをしたり、
ヘルペスウイルスを持った人が使用したスプーンやフォークを
お子さんが使った場合に感染する恐れがあります。
また、1度ヘルペスウイルスに感染してしまうと、
ウイルスが身体の中で保持するため、ずっと残ってしまうのも特徴の1つです。
なので、子どもの頃に感染していて、大人になってから
症状がでてしまうというパターンが多いようです。
幼少期に初感染した場合は、症状がでなかったり
軽い症状で済んでしまうことが多いとされています。
しかし、大人になってから初めて感染した場合は、
重症化しやすいので、注意が必要となります。
口内炎とは?
口内炎とは、口の中の粘膜や頬の内側、
歯茎などに起きる炎症の総称です。
見た目は、基本的に白い色をしており、
主な原因は、口内を噛んでしまうといった刺激によるものとなります。
人は、食事や呼吸をしている時、知らないうちに
ほこりや細菌を口の中に取り込んでいます。
が・・
口腔内の粘膜が、ほこりや細菌の侵入を防ぎ、
身体の外に出してくれます。
しかし、口内を噛んだり、歯ブラシで粘膜を傷つけてしまうことで、
その部分に細菌が入ってしまい、炎症を起こします。
これが、一般的に口内炎と呼ばれるものです。
人によって原因や形は異なり、白いものだけでなく、
えぐれているものや赤いものができたりと様々です。
ヘルペスと口内炎の違いや見分け方は?
さて、ヘルペスと口内炎については、
何となくでもお解りいただけたかと思います。
ここからは、それぞれの違いや見分け方について
詳しく見ていきましょう!
ヘルぺスに感染した場合、はじめは赤く腫れて、
次第に水ぶくれが複数できるようになります。
その後、強い痛みやかゆみを感じるようになり、
場合によっては高熱がでたり、リンパが腫れるといった症状がでてきます。
また、体内にずっと残り続けるヘルペスウイルスは、
免疫力が低下している時に再発します。
再発の場合は、小さな水ぶくれができる程度で済んでしまうことがほとんどです。
基本的には、1週間~2週間ほどで治りますが、
患部を清潔にしておくことが大切です。
さらに、他の部位への感染を防ぐために、
患部を触らないことやメイクを控えるといった注意が必要となります。
それに対して、口内炎は、他の部位にうつることはありません。
口内炎の場合は、主に、口内の粘膜を傷つけてしまった時に、
白い潰瘍ができるもので、ウイルスの感染によるものではありません。
基本的に、1~2週間ほどで治りますが、
軽度から重度のものまであったり、繰り返し発症することもあります。
重度の口内炎になると、えぐれて穴ができてしまったり
「ただれ」ができたりします。
また、出血を伴うこともあり、
この場合は、重度の口内炎とみて間違いないでしょう。
食事をした時に、しみたりするのも口内炎の特徴ですが、
さらにひどくなると、会話もできないほどの痛みを感じることもあります。
口内炎は、刺激によってできる場合がほとんどですが、
原因はそれだけではありません!
睡眠不足や、食生活の乱れ、栄養バランスが崩れるといった
身体の不調から、口内炎ができることもあります。
これは、生活習慣の乱れによって、身体の抵抗力が下がり、
口内の粘膜が弱ってしまうことで発症します。
ヘルペスも、免疫力が低下した時に再発することが多いので、
口内炎ができる原因と非常に似ています。
では、一体どのようにして見分けたら良いのでしょうか・・?
ここまで読み進めてきてくださったあなたなら、
もしかしたら、すでにお解りなのではないでしょうか^^
ヘルペスと口内炎の1番分かりやすい見分け方は、
「水ぶくれ」か「白い潰瘍」になります。
患部が、赤く腫れてから水ぶくれができた場合や
強い痛みを感じたら、ヘルペスである可能性が高いです。
そして、痛みから見分ける方法として、
- ヘルペスは、痛痒さを伴う
- 口内炎は、食事の時にしみるような痛みを感じる
という見分け方があります。
ただ、人によって症状の度合いが異なりますので、
ご参考までに・・・
最後に・・・
原因や症状は違うものの、
とても似ているヘルペスと口内炎。
どちらも、身体の不調を知らせてくれるシグナルかもしれません。
そのままにしていれば治るケースもありますが、
必ずしもそうでない場合もあります。
また、どんどん悪化してしまったり、何度も繰り返し発症する場合は、
何らかの病気である可能性も考えられます。
症状がでた時は、ひどくなってしまう前に、
病院に行って見てもらうようにしましょう!
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