ウォーキングの効果とは?歩く時間やポイントは?

スポンサーリンク

年齢を問わず、気軽に行うことができるウォーキング

身体への負担も少なく、自分のペースで出来ることから、
年々、健康のために始めるという方が増加しています。

さらに、時間や場所を気にすることもなく実践することができて、
何より、お金がかかりません♪

184262e4e7bb8e6fdc1e3c6665fea3c5_s

 

そんな、良いこと尽くしのウォーキングですが・・

仕事が忙しくて、毎日できない場合は、
最低でも週にどれくらいやればいいのかな?

とか

運動不足解消のために始めたけど、
どのくらい歩けば効果が出るんだろう?

とか

これからウォーキングを始めよう!と思っている方であれば、

ウォーキングって健康に良いって聞くけど、
そもそもどんな効果があるの?!

という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで!

今回は、ウォーキングの効果に加えて、効果を得るための時間
より効果をもたらすためのポイントなどをお届けいたします。

スポンサーリンク

ウォーキングの効果

ウォーキングは、代表的な有酸素運動の1つです。

運動不足解消ダイエットにはもちろん、
生活習慣病の予防にも繋がるため、身体にとても良い効果を発揮してくれます。

それでは、どんな効果があるのかを
1つずつ見ていきましょう。

 

心肺機能がアップする

ウォーキングをすることで、心拍数が増えて、
次第に、身体の中へ取り込む酸素の量が増えていきます。

身体の中に、酸素をたくさん取り込むことができると、
血液の流れが良くなり肺や心臓の機能がアップします。

これにより、血圧が安定して、
最終的に「疲れにくい身体を作ることができる」というわけです。

はじめは、すぐに息が切れてしまうかと思いますが、
継続していくことで、段々と呼吸が安定していきます^^

17cc3da1d3586fece5798dc989f1514b_s

 

心肺機能を鍛えるポイントとしては、歩くペースを早くしたり
遅くしたりと、スピードを途中で変えることです。

そうすることで、適度な負担をかけることができて、
肺や心臓の強化に繋がります。

とはいえ、始めたばかりの時は、あまり無理をせずに
ゆっくりしたスピードから行うのも良いでしょう。

 

ストレス解消効果がある

一見、精神面とは関係がないように思うかもしれませんが、
ウォーキングは、ストレス解消に大きな効果をもたらしてくれます。

まず、血液の流れが良くなることで、交感神経が刺激され、
自律神経のバランス整っていきます

これが、ウォーキングをした時に、
スッキリした!と感じる主な理由です。

c420df6048f30a09b980f4c2b681e2c8_s

 

ウォーキングをしている最中は、通常より約30~50%ほど多く
酸素が脳に運ばれていると言われています。

この状態が、約15分ほど続くと、
脳内にβエンドルフィンというホルモンが分泌されます。

βエンドルフィンは、気持ちを高めてくれる物質で、
脳内に「楽しい!」や「気持ちがいい!」といった快感をもたらしてくれます。

それだけはなく、がん細胞を抑制してくれる
NK細胞の活性を、約30%アップさせる効果を持っています。

次に、ウォーキングを約20~25分ど続けたところで、
脳内にドーパミンが分泌されます。

ドーパミンも、βエンドルフィンと似ており、
興奮や快感などを高めてくれるホルモンの一種です。

この、ドーパミンの分泌により、
気持ちが元気になったり、達成感を味わうことができます。

さらに!

約30~40分ほど経過すると、
今度はセロトニンというホルモンが分泌されていきます。

セロトニンには、βエンドルフィンやドーパミンによって興奮した脳を
抑制する働きがあり、脳をリラックスさせてくれます。

ウォーキングが、ストレス解消に効果があると言われるのは、
これらのような理由があるからです。

 

肥満の予防になる

もしかしたら、ダイエット目的で、
ウォーキングを始めようと思っている方も多いかもしれません。

肥満は、生活習慣病になる、大きな原因でもありますから、
改善するに越したことはありません。

ウォーキングは、食事療法ほど効果は大きくありませんが、
継続していくことで、体脂肪を減らすことができます!

これは、酸素を身体の中にたくさん取り込むことで、
脂肪を分解し、燃焼してくれるからです。

また、次第に基礎代謝がアップしていき、
脂肪が燃えやすい身体=太りにくい体質を作ることができます。

ということは・・・

 

解りますか???

なんと、生活習慣病の予防にも繋がるんです!

1d533a941c59d2370023ffd0da40dffa_s

 

代表的な生活習慣病と言えば、糖尿病高血圧が挙げられますが、
これらは、ウォーキングをすることで予防することができます。

糖尿病になると、すい臓から作り出されるインスリンの分泌が悪くなり、
ブドウ糖をエネルギーに変えることができなくなります。

ブドウ糖がエネルギーへと変わることなく、
血液中に残ってしまうため、血糖値が高くなるという仕組みです。

逆に、過剰分泌されてしまう場合もあるのですが、
これは、インスリンの感受性が悪くなることが原因です。

つまり、糖尿病を予防するためには、
インスリンの機能を向上させる必要があるということです。

・・もしかして?って、思ったりしていますか?

そうなんです!

ウォーキングには、
インスリン機能を改善してくれる効果もあります。

なぜかというと、脂肪が燃えやすい身体になることで、
インスリンの感度が高まり、正常に機能していくようになっていくからです。

これによって、エネルギーを必要としている細胞の中に、
ブドウ糖が運ばれるようになり、血糖値を下げることができます。

 

次に、高血圧予防になるのはなぜか?というと
HDLコレステロール(善玉)が増えることによって、
血液の流れがスムーズになるからです。

HDLコレステロールは、血管に溜まってしまった
LDLコレステロール(悪玉)を肝臓へ運んでくれる働きを持っています。

また、ウォーキングをすると、リボたんぱくリパーゼという酵素が活性化され、
中性脂肪が減っていきます。

これにより、徐々にHDLコレステロールが増えていき、
血管の中がキレイになっていきます。

血管の中にあった余分なものがなくなることで、
血液の流れが良くなり、血圧が安定していくということです。

しかし、すでに高血圧の方がウォーキングする際には、
注意が必要となります。

それは「速いペースで歩かないこと」です。

速く歩いたりジョギングをしたりすると、血液の量が増えて、
一気に心拍数が上がり、血管に大きな負担をかけてしまいます。

心臓から送り出される血液の量が増えると、
一時的に血圧が上がりますので、
高血圧の方は、ゆっくり歩くことを心がげてみてください。

 

どのくらいの時間で効果を得ることができるの?

さて、ここまでで、健康管理やダイエットには、
ウォーキングが非常に効果的であることは、お解りいただけたかと思います。

では次に、どのくらいの時間をかけてウォーキングすれば、
効果を得ることができるのか?についてお伝えいたします。

静電気 疑問

 

ウォーキングは、

  • ストレス解消のために行うのか
  • 健康(運動不足)のために行うのか
  • ダイエットするために行うのか

といった、目的によって、
効果を得ることができる時間の目安は変わってきます。

まず、ストレス解消のために行う場合は、
1日15分ほどでも、ストレス解消効果を得ることができます。

なんで?と思ったら、
少し上の「ストレス解消効果がある」のところをご覧ください。

そして、健康のためであれば、1日20分を目安に行うことで、
心臓病や脳卒中などの発症リスクをグっと下げることができます。

欧米の研究によると、
ウォーキングを週に2~3回行った方は、何もしていない方に比べて、
約20%発症リスクが低下したという結果が出ています。

また、週に4~6回行った方と、週に2~3回行った方を比べてみたところ
発症リスクは、ほとんど差がなかったということも判明しています。

なので、激しい運動をしなくても、1日20分のウォーキングを
週に2~3回ほどやるだけでも、効果が期待できるというわけです。

最後に、ダイエットを目的としてウォーキングをする場合ですが、
1日20分、できれば30分以上とされています。

これは、ウォーキングを始めてから、
約20分後に脂肪燃焼が始まるからです。

じゃぁ~、20分より少なかったら、ダイエット効果を得ることができないの?

という、質問も飛んできそうですが、
決してそういうわけではありません。

脂肪燃焼が始まる時間は、あくまで目安であり、
歩くスピードを変えることによって、
脂肪の燃焼効率を高めることができます。

なので、1日20分以上歩く時間が取れないという方は、
1日10~15分でも、歩くスピードを上げて行うことで、効果を得ることができます。

とはいえ「最初から20分なんて、できるか不安・・・」
という方も、いらっしゃるかと思います。

そんな時は、1日10分から始めて、
慣れてきたら徐々に時間を延ばしていけば大丈夫です。

1日にまとめて20~30分歩くのではなく、
10分+10分というように、分けてしまっても問題ありません♪

 

このように、歩く時間を考えることは大切なことですが、
何よりも、継続して行うことが1番大切です。

なぜなら、ウォーキングは、速効性のあるものではなく、
効果が表れるまで、最低でも2~3ヵ月以上は続ける必要があるからです。

そして、毎日とまではいかなくとも、1週間の内3日~4日は、
ウォーキングする時間を作るようにしましょう。

ウォーキングをしない日が、3日以上続くと
身体は、ウォーキングを始める前の状態に戻ってしまいます。

これは、本当にもったいないことなので、
日にちをずらすなど、調整するように心掛けましょう。

また、無理なく続けるためにも、
自分に合ったプランを立てることも大切です。

 

ウォーキングの効果をアップさせるポイント

先ほどもお伝えしたように、ウォーキングの効果を得るためには、
継続することや自分に合ったプランを立てて行うことが大切です。

しかし、ただ歩いていれば、
効果を得ることができるというわけではありません!

ウォーキングをする時に、あることを意識しながら歩くだけで、
より効果を上げることができます。

ということで、ここからはウォーキングの効果
よりアップさせるポイントについてご紹介いたします。

 

正しい姿勢を心掛ける!

下を向いてダラダラと歩いていては、
ウォーキングの効果を得ることはできません。

まずは、猫背にならないように、しっかりと前を向き
背筋を伸ばして歩くようにしましょう!

また、手は軽く握り、ひじを90度に曲げるようにして、
腕を大きく振ることが、ポイントとなります。

腕を振る時は、前に振るよりも、後ろに振ることを意識すると
肩や腕の脂肪燃焼に効果が期待できます。

9d9a548e46de2a0698a34deea2f6931d_s

 

そして、踏み出す時は、つま先で地面を蹴り上げるようにして、
かかとから着地するようにします。

この時、歩幅を意識しながら歩くことも重要であり、
身長×0.45㎝が理想の歩幅とされています。

いつもより大股で歩くことによって、
ダイエット効果をアップさせることができます♪

 

歩くスピードは適度に!

ウォーキングの基本は「早歩き」と言われています。

ですが、だからと言って、ただ単に早く歩けば
効果をアップさせることができるというわけではありません。

ddffeffe7e73680037ea17026967edb1_s

 

基本的に、スピードを上げて歩くことで、
消費カロリーは増えていきます。

また、脂肪の燃焼量も、休んでいる時に比べると、
ウォーキングをしている時の方が高くなります。

が・・

歩くスピードを上げすぎてしまうことで、
脂肪燃焼量が下がってしまう可能性があります。

なぜかというと、運動強度が高くなるほど、
脂肪をエネルギーとして消費する割合は下がっていくからです。

たとえばですが、ランニングをした場合は約30%、
ダッシュをした場合は、約20%まで下がっていくとされています。

じゃあ、どれぐらいのスピードで歩けばいいの?!

と、疑問に感じたのではないでしょうか?

歩くスピードは、少し息が上がるくらいが目安となります。

ですので、あまり張り切りすぎず、
「少しきつい」くらいのスピードで行うことをオススメいたします。

 

最後に・・

近年、3人に1人が実践者と言われているウォーキングは、
老若男女を問わず、誰でも気軽に始めることができます。

でも、その気軽さから、いきなり頑張りすぎてしまって、
「足を痛めてしまった・・」なんて方もいらっしゃいます。

ぶっちゃけ、そうなってしまったのでは、
元も子もありません。

頑張りすぎず、ウォーキングを楽しむ!

当たり前のことかもしれませんが、
継続するための1番の秘訣は、こういうことです♪

 

◎参考
スピードで脂肪燃焼量が変わる!ウォーキングダイエットのポイント/ヘルスケア大学
足は第二の心臓、ウォーキング/大和薬品
ウォーキングの効果/フィットネスビギナーズノート
スポンサーリンク
健康
スポンサーリンク
ゆうをフォローする
日々の気になる豆知識メモ!

コメント