栃木秋祭り!どんな歴史があるの?2018年の日程もどうぞ!

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江戸時代の頃より日光例幣使街道(にっこうれいへいしかいどう)の宿場町や舟運で栄えていたとされる栃木県栃木市

見世蔵や土蔵など、市内中心部には今もなお歴史的建造物が多数残されています。

 

さて、「蔵の街」とも呼ばれるこの場所では、2年に1度、栃木秋祭りが開催されています。

蔵の街大通りをメイン会場とし、豪華絢爛な山車が登場する栃木秋祭りとは、一体どのようなお祭りなのでしょうか?

まずは、その歴史をご覧ください^ ^

すぐに2018年の日程や駐車場、交通規制情報などについて知りたい!という場合は、お手数ですが、もう少し下の方へお進みいただけると幸いです。

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栃木秋祭りの歴史

今から遡ること約100年以上前の明治7年(1874年)・・・

栃木町(現在の栃木市)にて行われた神武祭典で、山車を披露したことが栃木秋祭りの始まりとなっています。

神武祭典で披露された山車は、

  • 倭町(やまとちょう)三丁目が東京の日本橋から購入した「静御前の山車」
  • 泉町が宇都宮から購入した「諫鼓鶏(かんこどり)の山車」

という2台の江戸型人形山車で、どちらも大変華やかなものだったそうです。

 

この出来事がきっかけで、栃木では山車への関心が高まり、各町は有名な人形師や大工に山車の製作を依頼するようになります。

明治26年(1893年)には、6台の山車が完成し、栃木県初の商業会議所開設認可に関する祝典など様々なお祝い行事で曳き出されました。

山車には、金糸で施された龍、鳥、鳳凰、花といった刺繍のついた幕が付いており、当時からとても豪華でした。

また、日本に残されている歴史書に登場する英雄や神様、中国の英雄などの人形が山車の最上部には乗っていて、これらの山車は多くの人たちを魅了していたと言われています。

 

その後、明治38年(1905年)になると1台の山車が新たに完成し、合計9台の山車はその翌年の神明宮・招魂社祭典に参加します。

それだけでなく、会議所の祝典や奉祝祭等でも曳き出されるようになり、次第に現在のお祭りの形が出来上がっていきました。

昭和12年(1937年)に栃木町から栃木市へと市政施行されてからは、約5年ごとにお祭りが開催されるようになりますが、平成18年(2006年)から、2年に1度の開催へと変更されました。

 

ちなみに・・

お祭り開催中は、9台の山車以外に1体の獅子頭が登場し、会場を盛り上げます^ ^

◎山車の最上部に乗っている人形(12体)
 諫鼓鶏、日本武尊(やまとたけるのみこと)・関羽雲長(かんううんちょう)、天照大神・劉備玄徳(りゅうびげんとく)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)・張飛翼徳(ちょうひよくとく)、神武天皇、桃太郎、静御前、仁徳天皇、弁慶
 ※日本武尊、張飛翼徳、劉備玄徳の3体は、別日に入れ替えて曳き出されます。 

栃木秋祭り!2018年の日程

栃木秋祭りの開催は、11月上旬頃の3日間となっています。

2018年は、11月9日(金)・10日(土)・11日(土)に行われます♪

各日の日程を以下にまとめましたので、どうぞ^^

 

11月9日(金)子ども山車祭り

☆山車勢揃い・お祭り会場内巡行
 [時間] 午前の部:10:00~12:00
     午後の部:13:00~15:30

 栃木秋祭り初日は、子ども山車祭りになります!

 子ども山車祭りは、栃木市内の各地域から集まった2,000人近くの小学生たちが、大きな山車を曳きながら会場内を練り歩くというものです。

 ハッピを着た子どもたちが、山車を一生懸命曳く姿は可愛らしく、市内はあたたかい雰囲気に包まれます^^

 

 そしてもう一つ!

 山車の前を歩く獅子頭も、子どもたちの担当です。

 獅子頭は曳くのではなく、お神輿のように担ぎながら歩くのですが、少し重いため、交代しながら約8人で協力し合って担ぎます。

 担ぐ以外にも、獅子頭の足、尻尾を持つ係や鉦を鳴らす係などがあり、それぞれ順番に担当していくことになっています。

 山車と獅子頭の巡行は、12:00頃に1度終了し、休憩を挟んだ後13:00頃~15:30頃まで行う予定です。

 

11月10日(土)・11日(日)本祭り

☆各町内巡行
 [時間] 09:00~(11日は09:30~)

 栃木秋祭りの本祭りは、朝から大賑わい♪

 蔵造りの建物が並ぶ町内を、豪華絢爛な山車たちがゆっくりと練り歩きます。

 交差点を華麗に曲がったり、電線に当てずに曳くことができるのは、曳き手たちの持つ技術の高さがあってこそです。

 町内の巡行は12:00頃まで行われ、すべての山車が勢揃いするのは13:15頃になります^^

☆お祭り会場内巡行
 [時間] 13:30~17:10

 出発式(10日のみ)が山車会館前で行われた後、昼の部の会場内巡行がスタートします。

 巡行中は、山車に注目していただきたいのはもちろんなのですが、太鼓や笛、鉦を使って演奏するお囃子にも耳を傾けてみてください♪

 栃木秋祭りのお囃子は、明治時代から伝わる伝統的なもので、軽快な音色が特徴となっています。

 

 そうそう!

 山車巡行中に行われる「ぶっつけ」は、お祭り最大の見どころなので見逃すことができません!

 「会場内で山車同士が出会った際、お互いに激しいお囃子を演奏し競い合う」

 これが、ぶっつけというもので、曳き手のリーダー同士の合図によって開始されると、曳き手たちは提燈(ちょうちん)を振り、大きな掛け声を出して場を賑わせます。

 その迫力満点の光景に、圧倒されること間違いなしですっ☆

 このぶっつけには、たった一つだけお約束があり、お囃子の調子がズレた方の山車が道を譲ることになっています。

☆山車勢揃い・お祭り会場内巡行
 [時間] 18:00~

 空が暗くなり始めると、再び山車が大通りに勢揃いし、夜の部の会場内巡行が行われます。

 夜に曳き出される山車には提燈の明かりが灯っており、会場内は幻想的な世界へと様変わりです^^

 提燈をゆらり、ゆらりと揺らしながら動く山車は非常に美しく、昼間とは異なる雰囲気の中で行われる「ぶっつけ」は、見る人に大きな感動を与えてくれます。

☆山車勢揃い・手締式(11日のみ)
 [時間] 20:00~

 お祭り最終日の夜、各山車は山車会館前に集まって手締式を執り行い、栃木秋祭りの幕は閉じます。

☆御仮屋へ移動
 [時間] 21:00~

 栃木秋祭りの終わりを惜しみつつ、9台の山車はそれぞれの御仮屋へと戻っていきます。

 

その他の催し

栃木秋祭り会場では、山車の巡行以外にも様々な催しが行われます♪

こちらにオススメの催しをまとめましたので、ご覧ください^^

 

☆お囃子
 [日時] 11月10日(土)11日(日)10:00~17:00
 [場所] 市役所北側駐車場、万町蔵の街広場など

 栃木市内の囃子演奏団体の方たちによる元気いっぱいのお囃子演奏を見ることができます。

☆栃っ子茶屋
 [日時] 11月10日(土)11日(日)10:00~21:00
 [場所] 栃っ子広場

 地域の福祉団体が、バザーや飲食物の販売を行ったりします。

☆栃木市の産業と物産展
 [日時] 11月10日(土)11日(日)10:00~21:00
 [場所] 蔵の街第一駐車場

 蔵の街第一駐車場にある物産展には、栃木市内で造られた製品や物産品が多数販売されています。

 その他にも、市のPRブースが設けられており、栃木の魅力がたっぷり詰まっているエリアとなっています♪

☆蔵の街遊覧船の舟行
 [日時] 11月10日(土)11日(日)10:00~17:00
 [場所] 塚田歴史伝説館西側

 舟に乗って、小江戸とちぎの町並みをのんびり見学できる遊覧船の舟行

 陸上から見るのとはまた違った景色を堪能することができ、巴波川から見る景色は格別です。

 

 それだけではありません!

 乗船中は、船頭が巴波川や地域の歴史についてお話をしてくれたり、栃木河岸船頭唄という唄を歌ってくれたりします。

 川の流れに身を任せ、約20分間の優雅な船旅をお楽しみください♪
 ※舟行は、天候や水量の状況によって中止になる可能性があります。

 舟行の料金については、以下の通りです。

  • 大人(中学生以上):700円
  • 子ども(小学生):500円
  • 幼児:無料(大人1人につき1人までで、2人目以降は子ども料金)
  • 障がい者:100円割引(付き添いの方は1名まで適用)
  • 団体(10名以上):100円割引

☆江戸芸かっぽれ
 [日時] 11月10日(土)12:00~12:30
 [場所] 蔵の街大通り

 蔵の街大通りを舞台にして「櫻川流江戸芸かっぽれ」によるパレードが賑やかに行われます。

 かっぽれは諸説ありますが、江戸時代後期頃、大阪の住吉大社での「五穀豊穣を祈願して行われた踊り」が始まりと言われています。

 頭にはねじり鉢巻きを付け、浴衣、たすき、ステテコを身にまとった女性たちが「かっぽれ♪かっぽれ♪」と、声を出しながら踊る姿は必見です^^

☆江戸からくり人形の実演
 [日時] 11月10日(土)10:00~、11:00~、12:00~、17:00~
     11月11日(日)12:00~、13:00~、14:00~、17:00~
 [場所] スターバックス栃木倭町店前

 

栃木秋祭りへのアクセス

栃木秋祭りのメイン会場は「蔵の街大通り」となっています。

まずは、会場の場所を地図でご確認ください。
 ※赤色のアイコンは、祭り本部のとちぎ山車会館になります。

お祭りの催しは、蔵の街大通り周辺町内でも行われますが、ここでは、祭り本部となるとちぎ山車会館までのアクセスをご案内させていただきます。

 

車でお越しの場合

☆成田空港方面から
 「成田IC」→東関東自動車道(約30分)→「高谷JCT」→東京外環自動車道(約25分)→「川口JCT」→東北自動車道(約45分)→「栃木IC」→県道32号線経由(約15分)→「とちぎ山車会館」

☆羽田空港方面から
 「大井IC」→首都高速湾岸線(約5分)→「辰巳JCT」→首都高速9号深川線(約5分)→「箱崎JCT」→首都高速6号向島線(約10分)→「堀切JCT」→首都高速中央環状線(約8分)→「江北JCT」→首都高速川口線(約10分)→「川口JCT」→東北自動車道(約45分)→「栃木IC」→県道32号線経由(約15分)→「とちぎ山車会館」

☆茨城空港方面から
 「茨城空港北IC」→東関東自動車道(約8分)→「栃木町JCT」→北関東自動車道(約45分)→「栃木都賀JCT」→東北自動車道(約2分)→「栃木IC」→県道32号線経由(約15分)→「とちぎ山車会館」

☆福島空港方面から
 「矢吹IC」→東北自動車道(約1時間10分)→「栃木IC」→県道32号線経由(約15分)→「とちぎ山車会館」

☆群馬方面から
 「高崎IC」→関越自動車道(約2分)→「高崎JCT」→北関東自動車道(約30分)→「岩舟JCT」→東北自動車道(約7分)→「栃木IC」→県道32号線経由(約15分)→「とちぎ山車会館」

 

電車でお越しの場合

☆東京方面から
 「東京駅」(JR新幹線 郡山行・約45分)→「小山駅」(JR両毛線 高崎行・約10分)→「栃木駅」(徒歩約15分)→「とちぎ山車会館」

 「新宿駅」(JR特急スペーシアきぬがわ号 鬼怒川温泉行・約1時間15分)→「栃木駅」(徒歩約15分)→「とちぎ山車会館」

 「浅草駅」(東武特急けごん号 東武日光行・約1時間10分)→「栃木駅」(徒歩約15分)→「とちぎ山車会館」

☆茨城方面から
 「水戸駅」(JR水戸線 小山行・約1時間15分)→「小山駅」(JR両毛線 高崎行・約10分)→「栃木駅」(徒歩約15分)→「とちぎ山車会館」

☆群馬方面から
 「高崎駅」(JR両毛線 小山行・約1時間35分)→「栃木駅」(徒歩約15分)→「とちぎ山車会館」

 

栃木秋祭りの駐車場!

栃木秋祭りでは、無料と有料の駐車場が約10ヶ所設けられます。
 ※10ヶ所の内2ヶ所はバス専用駐車場となります。

ただ・・

中には、2日間しか利用できない有料駐車場もあるため、注意が必要です。

それでは、各駐車場の詳細を見ていきましょう^^

 

☆イオン栃木店駐車場(赤)

  • 駐車台数:100台
  • 住所:栃木県栃木市箱森町37-37-9
  • 利用可能日時:11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
  • 料金:普通車無料

☆栃木市総合運動公園駐車場(青)

  • 駐車台数:300台
  • 住所:栃木県栃木市川原田町760
  • 利用可能日時:11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
  • 料金:普通車無料

☆警察署跡地駐車場(緑)

  • 駐車台数:130台
  • 住所:栃木県栃木市室町222-1
  • 利用可能日時:11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
  • 料金:普通車500円
  • とちぎ山車会館までの距離:約500m(徒歩約6分)

☆旧市役所駐車場(紫)

  • 駐車台数:100台
  • 住所:栃木県栃木市入舟町7-31
  • 利用可能日時:11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
  • 料金:普通車500円
  • とちぎ山車会館までの距離:約400m(徒歩約5分)

☆栃木市立栃木南中学校駐車場(茶)

  • 駐車台数:70台
  • 住所:栃木県栃木市本町5-5
  • 利用可能日時:11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
  • 料金:普通車500円
  • とちぎ山車会館までの距離:約950m(徒歩約12分)

☆栃木市立栃木中央小学校校庭(オレンジ)

  • 駐車台数:150台
  • 住所:栃木県栃木市入舟町13-3
  • 利用可能日時:11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
           (雨天時は利用不可)
  • 料金:普通車500円
  • とちぎ山車会館までの距離:約500m(徒歩約6分)

☆栃木市立栃木東中学校校庭(黒)

  • 駐車台数:200台
  • 住所:栃木県栃木市日ノ出町1-11
  • 利用可能日時:11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
           (雨天時は利用不可)
  • 料金:普通車500円
  • とちぎ山車会館までの距離:約750m(徒歩約10分)

☆栃木市文化会館駐車場(黄)

  • 駐車台数:330台
  • 住所:栃木県栃木市旭町12-16
  • 利用可能日時:11月9日(金)09:00~16:00
           11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
  • 料金:普通車500円
  • とちぎ山車会館までの距離:約750m(徒歩約10分)

☆旧下都賀病院北側駐車場(グレー)

  • 駐車台数:68台
  • 住所:栃木県栃木市富士見町5-32
  • 利用可能日時:11月09日(金)09:00~16:00
           11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
  • 料金:普通車500円
  • とちぎ山車会館までの距離:約1km(徒歩約12分)

☆商工会議所北側バス専用駐車場(赤☆)

  • 駐車台数:20台
  • 住所:栃木県栃木市片柳町2-1-46
  • 利用可能日時:11月10日(土)11日(日)09:00~21:30
  • 料金:無料
  • とちぎ山車会館までの距離:約1.3km(徒歩約16分)

 

各駐車場の場所については、地図をご覧ください。

アイコンの色は、駐車場名の後にあるカッコ書きの色になります。

 

無料シャトルバスがあります!

イオン栃木店駐車場栃木市総合運動公園駐車場から会場までは、距離があるため、徒歩で向かうとなると約30分ほどかかってしまいます(汗;

が・・

両駐車場からは、会場付近まで運んでくれる無料シャトルバスが運行されますのでご安心ください♪

運行ルートと時間は、

  • イオン栃木店⇔蔵の街広場:始発10:00~
  • 栃木市総合運動公園⇔蔵の街広場:始発10:10~

となっています。

シャトルバスの時刻表は、こちらからご確認いただくことができます^^
「栃木秋祭り シャトルバス時刻表」

 

栃木秋祭り 交通規制情報!

栃木秋祭り開催中は、長時間に渡って会場周辺に交通規制が敷かれます。

2018年は、以下の場所と時間で規制が行われます。

☆11月9日(金)
 10:00~16:00:万町交番~ファミリーマート、銀座通り(全面通行止め)

☆11月10日(土)
 09:30~21:30:万町交番~ファミリーマート、銀座通り(全面通行止め)
 09:30~12:00:市役所南~ミツワ通り、幸来橋、幸来橋西~遊覧船待合処西全面通行止め)
 10:00~12:00:昭和町交差点~新栃木駅(片側通行止め)

☆11月11日(日)
 09:30~21:30:万町交番~ファミリーマート、銀座通り(全面通行止め)
 10:00~12:00:室町交差点~栃木駅(全面通行止め)
 14:00~16:30:市役所南~ミツワ通り、幸来橋、幸来橋西~遊覧船待合処西(全面通行止め)

 

なお、10日(土)・11日(日)は、銀巴里~近龍寺赤城亭、悟理道珈琲工房南が09:30~17:00頃まで全面通行止めになりますので、ご注意ください。

交通規制については、やっぱり地図で確認したい!というのであれば、こちらからどうぞ^^
「栃木秋祭り
2018年の交通規制図」


回数を重ねていくごとに、来場者数が増加している栃木秋祭り。

特に、2年に1度の開催になってからは多くの注目を集めるようになり、2016年には40万人近くの人たちが足を運びました。

 

ということは・・?

そうです!

お祭り開催中の道路は、大変混雑します。

なるべく公共交通機関の利用をオススメいたしますが、どうしても車で・・という場合は、早めの行動を心掛けるようにしましょう♪

 

◎参考
 秋まつり概要/よみがえる 江戸の粋 とちぎ秋まつり
 Things to do in Festival「栃木市」Vol.2~1874年から続く、2年に一度の秋祭りを間近で体験~/TOBU Group

 

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