野沢温泉の道祖神祭りとは?2019年の日程もどうぞ!

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夫婦円満や子孫繁栄、災厄を防ぐなど様々なご利益のある道祖神

男女が肩を組んでいるものや手を繋いでいるもの、自然石といったように色々な形があり、日本各地に広く祀られている神様です。

道祖神を祀って神事を執り行うお祭りもまた各地で開催されており、その内容はそれぞれの地域で異なっています。


 

さて、今回ご紹介するのは、長野県野沢温泉村にある「野沢温泉」で行われている道祖神祭りです。

他の地域で開催される道祖神祭りの情報をお探しの方はごめんなさい。

もし、あなたが野沢温泉の道祖神祭りへ行ってみたくて情報をお探しなのであれば、どうぞこの先へお進みください^ ^


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野沢温泉の道祖神祭りとは?

野沢温泉の道祖神祭りは、

  • 厄払い
  • 村人たちの良縁
  • 子どもの健やかな成長
を祈願するもので、御神木を組み立てて作り上げた社殿に火を付けて燃やす「火祭り」になります。

◎社殿について
 
社殿の御神木には、樹齢約100年が経過しているブナの木が使われており、高さ約20m、直径約30cmほどあるものを前年の秋頃に山から伐採しておきます。

 使用する御神木は5本なのですが、組み立ての時には、釘などは使わず縄だけで作り上げていきます。

 5本の柱が完成すると、やぐらを組み立てていき、人が乗ることができる社殿を(畳み約32畳分ほどの広さ)を作っていきます。

日本各地で行われている道祖神祭りの中でも、野沢温泉の道祖神祭りは、規模が大きく「日本三大火祭り」の一つに選ばれています。


 

お祭りの中心となって指揮をとるのは、数え年で42歳と25歳の厄年を迎える男性たちです。

加えて、40歳と41歳の男性たちも42歳のグループと一緒に、三夜講(さんやこう)という組織を結成してお祭りのお手伝いします。

野沢温泉村出身の男性は、25歳、40歳〜42歳になると、よほどの理由がない限り道祖神祭りへ参加することになっており、行事を全力で取り組むことで一人前の男として認められるのだそうです。

お祭り当日は、社殿を守る42歳、25歳の男性たちと、社殿に火を付けようとする村人たちによる「火付けの攻防戦」が行われます。

厄男たちと村人たちが繰り広げる攻防戦は、とても激しく、お祭り最大の見どころとなっています。

 

ちなみに・・

社殿に火が灯される際、初灯篭と呼ばれる灯篭も一緒に立てかけられ奉納されます。

初灯篭は、子どもの健やかな成長を願い、前年に初めて子どもが生まれた家の人たちが集まって制作します。
 ※古くは、長男が生まれた場合のみでしたが、近年では女の子でも良いとされています。

高さは約9mほどあり、灯篭や家紋入りの幕、御弊、村人たちが書いた書き初めなど様々な装飾が施されていて、とても立派です。

 

野沢温泉の道祖神祭りはいつから始まったの?

野沢温泉の道祖神祭りは定かではありませんが、かつて、お祭りが開催されていた場所にあった道祖神碑に「天保10年」と記されていたこと河野家に残されている文久三年道祖神小豆焼帳の情報から「江戸時代後期頃には行われていたのではないか?」と考えられています。
 ※河野家=(代々、火元を務めている寺湯の宿屋)

当初は、横落にある「さかきや旅館の庭」と寺湯の「河野」の2ヶ所で行われており、さかきや旅館のお祭りを「上のどうろく神」、河野のお祭りを「下のどうろく神」と呼び、それぞれ社殿を作って競り合っていました。

 

ところが、大正元年に、家の近くで大木に火を灯すのは危険であるという警察からの注意があり、以降、会場を馬場の原へ移して合同でお祭りを行うようになりました。

行事内容は、それまでと変わらず受け継がれ、村を挙げて皆で力を合わせて行うようになったことで、お祭りはどんどんと大きく成長していきます。

そして、いつしか道祖神祭りは、多くの人たちから親しまれるお祭りとなり、平成5年(1993年)12月13日に国の重要無形民俗文化財に認定されました。

 

野沢温泉の道祖神祭り!2019年の開催情報

◎開催日 2019年1月13日(日)~15日(火)

◎会場 野沢温泉村「馬場の原」



◎アクセス
 
[車でお越しの場合]
 上信越自動車道「豊田飯山IC」→国道117号線、県道38号線経由(約25分)→「馬場の原」

 [電車でお越しの場合]
 北陸新幹線「飯山駅」(直通バス「野沢温泉ライナー」乗車・約25分)→「野沢温泉」下車(徒歩約3分)→「馬場の原」

◎駐車場 あり(有料)
 新田駐車場(約110台):1時間毎100円

◎料金 観覧無料

◎お問い合わせ
 Tel:0269-85-3155(野沢温泉観光協会)

 

今年の日程は?

毎年1月13日・14日・15日の3日間に渡って開催される野沢温泉の道祖神祭りですが、、メイン行事が行われるのは15日になります。

13日は、13:00頃から御神木の里曳きという行事が行われ、野沢温泉スキー場の日影ゲレンデにある2本の御神木を25歳と42歳の厄男たちが、約3時間かけて組み立て会場まで引き出します。

翌日、14日は社殿の組み立てが朝から深夜頃まで行われ、15日も午前中は組み立て作業の続きを行い、全てが完成するのはお昼過ぎ頃なのだそうです。

その後は、神主がお祓いをして社殿に道祖神の魂を入れる神事を執り行い、仲間同士で手締めをします。

野沢温泉の道祖神祭りの中で、最も大変な作業がこの社殿作りとされているため、無事に完成した時には、思わず涙を流す人もいらっしゃいます。

 

このようにして出来上がった社殿を舞台にして行われる攻防戦は、夜からスタートです!

以下に、15日の夜から行われる火祭りの日程をまとめましたので、どうぞ^ ^

 

1月15日(火)

☆火元もらい
 [時間] 19:00頃〜

 厄男(42歳と25歳)の代表者6人が火をもらいに河野家へ行き、火元もらいの儀式を執り行います。

 ここでは、いろりを囲んで道祖神の歌を歌ったり、振る舞われる大量の御神酒を厄男たちが飲み干すというのが決まりです。

 20:00頃になると、河野家の当主が古くから伝わる火打ち石を使って火を起こし、厄男たちが持つ大たいまつに火を移していきます。

 その後、厄男たちは大たいまつを掲げ、再び道祖神の歌を歌いながら約300mほど離れたメイン会場へと向かいます。

☆花火の打ち上げ・道祖神太鼓
 [時間] 20:00頃〜

 夜空には数発の美しい花火が打ち上がり、会場内では、野沢温泉の伝統芸能「道祖神太鼓」が賑やかに披露され、お祭りを盛り上げます。

☆野沢組惣代の火付け・初灯篭の火付け・子どもの火付け
 [時間] 20:30頃〜

 火元が到着すると、社殿から約30m離れたところにある枯れ枝の山に点火され、いよいよ火祭りのスタートです!

 社殿の上には42歳の厄男たち、その下には25歳の厄男たちが陣をとり、小たいまつを持って社殿に火を付けにくる村人たちの攻撃を身体を張って防ぎます。


 

 最初に火付けを行うのは、お祭り主催者の野沢組惣代で、その次に初灯篭を奉納した人たち子どもたちと続いていきます。

 火付けを行う子どもたちももちろん!野沢温泉村出身の子たちです!

 これには、子どもの頃から伝統行事を体感してもらい、

  • お祭りの伝統を継承する
  • 火に負けない強さを身につけてほしい
 という思いが込められています。

☆大人の火付け
 [時間] 20:50頃〜

 子どもたちによる火付けが終わると、最も大きな盛り上がりを見せる大人の火付けが始まります。

 大人の火付けでは、社殿の下にいる厄男約20人ほどに対して、なんと!100人近くの村人たちが小たいまつを持って次々と突進していくんです!

 火から社殿を守ることが厄払いになるとされているため、厄男たちは全力で松の枝を使って火を叩き消していきます。

 時には、飛び散る火の粉でやけどしてしまったり、叩き合いが派手になり過ぎて喧嘩が起きることもあり、1時間以上に渡り行われる攻防戦は大迫力です。

 

 22:00を過ぎると大人の火付けは終了となり、道祖神委員長たちによる掛け声で手締めをします。

 その後、火元の焚火を社殿へ移して初灯篭とともに燃やしていくのですが、社殿が大きな炎に包まれて天高く燃え上がる光景は、最後まで見逃すことができません。

 23時頃になると、チェーンソーで御神木の柱が切り落とされ、道祖神祭りの幕が閉じます。

 

 余談ですが・・

 社殿の火は翌日まで燃えており、この残り火でお餅を焼いて食べると1年間風邪を引かずに健康に過ごすことができると言われています。



最後になりますが、道祖神祭りの関連イベントについてご紹介いたします^^

道祖神祭り当日(15日)、おぼろ月夜の館では10:00~15:00までの間で「道祖神様絵描き体験」が行われます。

縁結びのご利益のある道祖神を500円(材料費、飲み物、入館料込み)で作成することができますので、旅の思い出に体験してみてはいかがでしょうか♪
◎参考
 野沢温泉の道祖神祭り/野沢温泉観光協会
 炎よ男よ燃え上がれ~野沢温泉の道祖神祭り~/ダイドードリンコ日本の祭り
 炎よ天まで 野沢温泉 道祖神祭り/ダイドードリンコ日本の祭り
 

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