掛川祭り!2018年の日程は?交通規制や駐車場情報もどうぞ!

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静岡県掛川市で、毎年10月に開催される掛川祭り・・・

このお祭りは、約500年もの歴史と伝統を誇るお祭りで、東海の奇祭とも言われています。

市内では、古くから伝わる伝統行事が多数執り行われ、会場は大盛り上がりです♪

 

ところで、掛川祭りには「大祭」「小祭」の2つがあるということをご存知でしょうか?

大祭とは、3年に1度(数え年で4年に1度)の丑、辰、未、戌年に開催されるお祭りのことで、古くから瓦町に伝わる神事や大獅子の披露など様々な行事が執り行われます。

一方、小祭は大祭以外の年に開催されるお祭りのことを指し、獅子舞や屋台の曳き回しなど大祭を縮小した形で行うのが特徴です。

 

さて、2018年はどちらの年なのか?というと、大祭の年になっています!

大祭では、その年でなければ見ることのできない豪華な出し物がたくさん登場し、掛川市内が熱気に包まれます♪

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掛川祭りの歴史

掛川祭りの始まりは諸説ありますが、現在残されている書物によれば、江戸時代中期頃の延享3年(1746年)には行われていたという記述が確認されています。

また、

  • 宝暦年間(1791年~1793年)に獅子舞が行われていること
  • 嘉永2年(1849年)に現在残っている屋台の中で最古のものが購入されている

ということもあり、幕末頃にはすでに現在の掛川祭りの原型となる行事が行われていたと言われています。

 

掛川祭りが現在のような形になったのは、明治中期頃とされており、この頃から華やかにお祭りが行われていたことから、当初は「衣装祭り」と呼ばれていました。

明治中期以降は、屋台の曳き回しを中心に「屋台行事」として開催されるようになります。

 

合同祭礼について

掛川祭りは、市内にある複数の神社が合同となって行うという特徴があり、この合同祭礼は、江戸時代中期頃から取り入れられたと言われています。

その時代、祭礼を合同で行うというのは非常に珍しいこととされていました。

当初は、神明宮(しんめいぐう)、利神社(としじんじゃ)、龍尾神社3社が合同で行っていて、大正時代までに、何度も分離したり再び合同したりというのがあったと伝えられています。

現在は、先ほどの3社に池辺神社、白山神社、貴船神社、津島神社という4社が加わった全7社が1つになって掛川祭りの伝統を受け継いでいます。

 

掛川祭り!2018年の日程!

ここからは、掛川祭り2018(大祭)の日程についてご紹介いたします♪

大祭である今年は、10月5日(金)・6日(土)・7日(日)・8日(月・祝)の4日間に渡って開催されます!

開催時間は、初日が18:00~21:00、後の3日間は09:00~21:00までとなっていますので、お間違いのないようにご注意ください。

それでは、各日の主な日程をどうぞ^^
 ※時間や内容は、変更になる可能性があります。

 

10月5日(金)

☆お祓いや奉納(利神社)
 [時間] 11:00~
 [会場] 利神社

 利神社にてお祓いが行われた後は、14:00頃から各町による小獅子の舞、ちゃっきり節、かっぽれなどの奉納や浦安の舞の奉納が行われます。

☆屋台の練り歩き
 [時間] 午後~夜
 [会場] 市内一帯

 午後からは、各町内より総勢38台もの豪華な屋台が曳き出され、軽快なお囃子とともに市内を練り歩きます^^

 掛川祭りの屋台は全国的にも珍しいと言われている「二輪形式」となっており、屋台の中では、お囃子の音に合わせて手踊りや歌舞伎などが披露されています。

 

 屋台は、基本的に市内一帯で曳き回されていますが、駅通り城下町通り、連雀町中町通りといった場所にいることが多いです。

 また、夜になると各屋台は中心市街地に集まりだします。

 特に、連雀交差点掛信連雀支店交差点付近に集まりますので、ぜひ足を運んでみてください^^

 

 そうそう!

 屋台の練り歩き中に行われる「手木合わせ」「徹花(てっか)」は、見逃すことのできないポイントとなっています。

 屋台同士が市内ですれ違う際は、始めにお互いの屋台が手木部分を近づけて「これから屋台がすれ違う」という確認を行い、両町の「木頭」と呼ばれる代表者が拍子木を打ちます。
 ※手木=御所車で牛を繋いでおく頸木(くびき)のところ

 屋台が無事に通過すると、再度拍子木を打つことになっているのですが、この所作こそが手木合わせというものです。

 手木合わせが行われている時は一時的にお囃子は中断されますが、屋台がすれ違った後は、お互いにテンポの速いお囃子を演奏し合います。

 この時に演奏するお囃子のことを徹花と言い、掛川祭り特有のものとなっています。

 徹花は、屋台同士がすれ違う時だけでなく、夜に中心市街地へ集結した際にも披露されるんです♪

 提灯の明かりが灯った屋台から繰り出される激しいお囃子は、迫力満点です^^

 

 ちなみに・・

 屋台と獅子、獅子同士がすれ違う場合は、拍子木は打ちますが徹花は行われず、お囃子を中断したまますれ違うことになっています。

☆お祓いや奉納(白山神社)
 [時間] 15:00~
 [会場] 白山神社

 白山神社にてお祓いが行われ、16:00頃より「よさこい鳴子踊り」が奉納されます。

☆儀式開始(龍尾神社)
 [時間] 14:30~
 [会場] 龍尾神社

 区長や氏子総代、青年総務などが参列し、お祓いや浦安など「宵祭の儀」が執り行われます。

☆式典開始(神明宮)
 [時間] 15:00~
 [会場] 神明宮

 お祓いや祝詞奏上などが行われます。

☆年番本部開き
 [時間] 16:00~
 [会場] 年番本部、城下町通り

手踊り・獅子舞披露
 [時間] 18:00~
 [会場] 各町内

 夜になると、掛川市内の各町で手踊り獅子舞の披露が始まります。

 

10月6日(土)

☆神輿入御の儀
 [時間] 00:00~
 [会場] 龍尾神社

 暗闇の中、神様をお神輿に移す神事が行われます。

☆例大祭(龍尾神社)
 [時間] 08:30~
 [会場] 龍尾神社

 浦安の舞やお祓いに加え、紺屋町による「木獅子の舞」などが披露されます。

☆龍尾神社参拝
 [時間] 09:00~
 [会場] 龍尾神社

 19の氏子町の豪華な屋台と瓦町の小獅子1頭が龍尾神社に向かって一斉に出発します。

☆渡御
 [時間] 10:00~
 [会場] 龍尾神社~御旅所

 10:00を回ると、龍尾神社からお神輿が出され、市内を巡行しながら御旅所を目指します。

 まず、瓦町に古くから伝わる「かんからまち」という獅子が先頭を歩き、その後ろにお神輿、西町の「奴道中」、龍尾神社の氏子町の屋台18台が続きます。

☆神幸祭
 [時間] 12:30~
 [会場] 御旅所

 お神輿がお旅所へ到着すると、「神幸祭」が行われます。

 神幸祭では、18の氏子町が参拝したり浦安の舞などが披露されるのですが、中でも注目なのは、かんからまちの奉納舞です!

 かんからまちの奉納舞は、2頭の雄が1頭の雌を巡って戦いを繰り広げるというもので、県の無形民俗文化財に指定されている瓦町の伝統行事です。

 3頭の獅子が太鼓と笛の音に合わせて舞い踊る姿は、とても躍動感があります^^

☆屋台の練り歩き
 [時間] 午後~夜
 [会場] 市内一帯

☆還幸祭
 [時間] 17:40~
 [会場] 御旅所

☆還御
 [時間] 18:00~
 [会場] 御旅所~龍尾神社

 約50人ほどの氏子によって灯された提灯に揺られながら、お神輿は龍尾神社へと還っていきます。

☆還幸祭
 [時間] 18:40~
 [会場] 龍尾神社

☆直会
 [時間] 19:30~
 [会場] 龍尾神社

 

10月7日(日)

☆式典開始(神明宮)
 [時間] 09:00~
 [会場] 神明宮

☆余興開始(神明宮)
 [時間] 10:00~
 [会場] 神明宮

 神明宮にて、小獅子の舞、木造りくずし、どんどん節、獅子喰いなど各町による余興が始まります。

 ここでの見どころは、仁藤町による「大獅子の舞」です^^

 大獅子は、胴体約25m、重さ約220㎏もあり、国内最大級の獅子となっています。

 この大獅子が市内を練り歩いたり、百人以上の人たちの手によって激しく舞う光景は、一見の価値ありです!

☆開会式・各町による余興
 [時間] 12:30~
 [会場] お祭り広場(掛川城下通り)

 お祭り広場にて開会式が執り行われた後は、各町が順番に賑やかな余興を繰り広げます。

 どの余興ももちろん!素晴らしいのですが、14:40~14:55頃に西町が行う大名行列の「奴道中」は、特にチェックしていただきたいものになります。

 奴道中は、徳川時代の大名行列を模したもので、黒繻子(くろしゅす)のハッピに身を包んだ奴たちが、大名の荷物を担ぎながら歩く勇壮な立ち振る舞いは、見ごたえたっぷりです♪
 ※繻子=経糸・緯糸5本以上からなる織物の一つ

☆屋台の練り歩き
 [時間] 午後~夜
 [会場] 市内一帯

 

10月8日(月・祝)

☆屋台の練り歩き
 [時間] お昼頃~夜
 [会場] 市内一帯

☆各町による余興
 [時間] 12:30~16:00頃
 [会場] お祭り広場(掛川城下通り)

 最終日には、大名行列、小獅子の舞、かっぽれ、奴さんなどの他、瓦町による「かんから獅子の舞(12:30~12:45)」や仁藤町による「大獅子の舞(15:45~16:00)」が行われ、会場内は大いに盛り上がります。

☆御幣返還の儀
 [時間] 22:10~
 [会場] 龍尾神社

 

掛川祭りへのアクセス

掛川祭りのメイン会場は、掛川駅周辺市街地中心部となっています。

まずは、掛川駅の場所を地図でご確認ください^^

ここでは、掛川駅までのアクセスをご案内いたします。

 

☆電車でお越しの場合
 [東京方面から]
 「東京駅」(JR新幹線こだま 名古屋行・約1時間50分)→「掛川駅」

 [関西方面から]
 「新大阪駅」(JR新幹線のぞみ 東京行・約50分)→「名古屋駅」(JR新幹線こだま 東京行・約1時間)→「掛川駅」

☆車でお越しの場合
 [東京方面から]
 東名高速道路→「御殿場JCT」→新東名高速道路→「新清水JCT」→新東名高速道路(清水連絡路)→「清水JCT」→東名高速道路→「掛川IC」→県道38号線→「掛川駅」

 [関西方面から]
 名神高速道路→「草津JCT」→新名神高速道路→「亀山JCT」→東名阪自動車道→「四日市JCT」→伊勢湾岸自動車道→「豊田JCT」→東名高速道路→「掛川IC」→県道38号線→「掛川駅」

 

掛川祭りの駐車場は?

掛川祭りでは、掛川市役所に臨時駐車場が設けられます。

ただ、駐車場はとても人気で大変混雑するため、すぐにいっぱいになっています(汗;

到着した時には、どこの駐車場もいっぱいだった!と、あたふたすることのないように、車で行かれる方は早めの行動を心掛けるようにしましょう。

ここでは、臨時駐車場に加え、掛川駅周辺にある市営有料駐車場を3つご紹介いたします。

 

☆掛川市役所臨時駐車場(紫)

  • 住所:静岡県掛川市南西郷66-13

掛川市役所臨時駐車場からは、お祭り広場まで送ってくれる無料シャトルバスが運行されます。

運行日時は10月7日(日)09:00~17:30、8日(月)09:00~17:00となっており、20分ごとに運行されています。

☆掛川駅北駐車場(赤)

  • 駐車台数:37台
  • 住所:静岡県掛川市南西郷66-13
  • 料金:00:00〜24:00 30分 100円
       10時間以上24時間以内 2,000円

☆掛川駅南第1駐車場(青)

  • 駐車台数:51台
  • 住所:静岡県掛川市南1-1
  • 料金:00:00〜24:00 30分 100円
       10時間以上24時間以内 2,000円

☆掛川駅南第2駐車場(緑)

  • 駐車台数:144台
  • 住所:静岡県掛川市亀の甲1丁目11-11
  • 料金:00:00〜24:00 1時間 100円
       10時間以上24時間以内 1,000円

 

場所については、地図をご覧ください。

アイコンの色は、駐車場名の後にあるカッコ書きの色になります。

 

掛川祭り 交通規制情報

お祭り当日は、市街地一帯交通規制が敷かれます。

そのため、車で市街地に入ることができなくなりますので、ご注意ください。

 

☆中心市街地の規制日時

  • 10月5日(金)→18:00〜21:00
  • 10月6日(土)~8日(月)→09:00〜21:00

上記以外の場所でも、一部道路に交通規制が敷かれことがありますので、ご注意ください。

交通規制については地図で確認したい!という方は、こちらの交通規制図をご覧ください^^
「掛川祭り2018 交通規制図」


3年に1度だけ訪れる掛川大祭・・

奴道中、大獅子の舞、かんから獅子の舞は、大祭の年でしか見ることのできない伝統行事となっていますので、どうぞお楽しみください^^

それでは!

最後に、お祭り当日、晴れることを願ってこの記事を閉めたいと思います。

 

◎参考
 城下町獅子奮迅!~街道の華やぎ・掛川大祭~/日本の祭りダイドードリンコ

 

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