山口県萩市に古くから伝わる伝統行事である「萩大名行列」が有名な萩時代まつり。
秋の大イベントとして、たくさんの人たちが行列をつくり萩市内を練り歩きます。
さて・・
今でも、江戸時代からの地図を使うことができる萩の町並みで、様々な伝統行事が執り行われるわけですが、今年、2018年はどのような行事が展開されるのでしょうか?
今回は、萩時代まつり2018の日程や駐車場、交通規制情報についてお届けいたします♪
・・その前に!
萩時代まつりについて簡単にまとめましたので、少しだけお付き合いください^^
萩時代まつりについて
萩時代まつりのメインとなるのは「萩大名行列」です。
萩大名行列は、江戸時代から奉納されていきたもので、約290年以上の歴史を誇る行事となっています。
始まりは享保5年(1720年)で、萩藩5代藩主吉元が金谷天満宮を修復した際に行ったことがきっかけとされています。
また、当初は「手廻備(てまわりそなえ)の行列」とも呼ばれおり、これは、藩主吉元が金谷天満宮の秋季例祭日に平安古町、境町(現在は浜崎町)、河添町、古萩町の4町に手廻り品(武器や衣裳など)を奉納させたのが由来となっています。
総勢200人を超える大名行列!
現地の奉納行列は、平安古町(ひやこまち)の「平安古備組(ひやこそなえぐみ)」と古萩町の「古萩町大名行列」という2組で構成されており、この2組を合わせると総勢200人を超える大名行列になります。
平安古備組の行列は、奴着姿の人約130人、武士姿の人約10人、御駕籠を運ぶ人数名で構成されていて、町を練り歩く時は「イサヨーシ」という掛け声とともに、槍や鳥毛、挟箱といった道具を受け渡し、次々と持ち手を交代しながら市内を歩きます。
※御駕籠(おかご)=人の座る部分を木や竹で作って棒に吊るし、前後から担いで運ぶ乗り物
御駕籠の中には、着物姿の女の子が乗っていて、その目の前で、奴着姿の人が草履を持って踊る「草履舞」は、見どころの一つです。
一方、古萩町大名行列も、平安古備組と同じようような構成となっています。
古萩町大名行列で、特に注目を集めるのは、羽織姿の男の子が馬に乗って沿道を歩く場面です。
馬に乗っている男の子は「旦那」と呼ばれ、その光景は町中の人たちを魅了します。
このように、萩時代まつりで行われる大名行列は、江戸時代を思わせるような歴史的行事となっています。
萩時代まつり 2018の日程!
大変お待たせいたしました!
萩時代まつり2018の日程については、ここからです。
それでは、どうぞ♪
基本情報
- 開催日時:2018年11月11日(日)08:00〜16:00
- 会場:萩市中央公園(赤)
金谷天満宮(青)
萩市内各所(萩城跡指月公園、萩城城下町、御許町、金谷、他) - 住所:萩市中央公園→山口県萩市江向593
金谷天満宮→山口県萩市椿3030-1
アイコンの色は、会場名の後にあるカッコ書きの色になります。
お問い合わせ:Tel 0838-25-3139(萩時代まつり実行委員)
11月11日(日)
☆萩大名行列 平安古備組
[会場] 平安古町
[時間] 08:00頃〜
平安古備組による大名行列が始まります♪
途中、御駕籠に乗った女の子に草履を差し出す踊り「草履舞」や高さ5.5mほどある長州一本槍を使った舞が行われ、大変盛り上がります。
☆萩大名行列 古萩町大名行列
[会場] 古萩町
[時間] 09:00頃〜
古萩町による古萩町大名行列が行われます。
見どころは「旦那」と呼ばれる男の子が馬に乗って、市内を練り歩く場面です。
☆毛利輝元卿墓前祭
[会場] 天樹院
[時間] 09:00頃〜
☆民踊「男なら」披露
[会場] 萩城跡
[時間] 10:00頃~
☆岩国藩鉄砲隊実演
[会場] 萩城跡
[時間] 10:20頃〜
萩城跡にて、岩国藩鉄砲隊の実演が行われます。
実演とはいえ、非常に迫力があり、まるで戦国時代にいるような気分になります。
☆民踊「男なら」披露
[会場] 中央公園
[時間] 11:10頃〜
☆岩国藩鉄砲隊実演
[会場] 中央公園
[時間] 11:30頃〜
☆萩時代パレード
[会場] 中央公園〜金谷天満宮
[時間] 12:00頃〜
一般から公募した騎兵隊や萩藩歴代藩主たちが、中央公園から金谷天満宮まで歩きます。
ちなみに、過去(2016年)には、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に楫取寿役として出演されていた優香さんがゲストとして参加していました。
今年、2018年は俳優の「升毅」さん、モデルの「マーシュ彩」さん、STU48のメンバー2人がゲストとしてパレードに参加して下さいます^ ^
☆長府藩鉄砲隊実演
[会場] 椿保育園
[時間] 13:00頃~
その他にも、市民館大ホールや田町商店街、中央公園おまつり会場などで、様々な催しが行われます♪
→「萩時代まつり2018の催しを詳しく確認する」
萩時代まつりへのアクセス
萩時代まつりは、萩市中央公園と金谷天満宮だけでなく、萩市内各所に渡って行われます。
ここでは、萩市中央公園までと萩市内までのアクセス方法をお伝えいたします。
☆電車とバスをご利用の場合
[JR山陰本線「萩駅」から]
金谷天満宮まで(徒歩約15分)
バス→萩バスセンター 下車→萩市中央公園(徒歩約5分)
萩循環まぁーるバス→萩美術館浦上記念館前・萩城城下町入口(西回り)下車→萩市中央公園(徒歩約2分)
[JR新山口駅から]
バス(約1時間10分)→萩バスセンター 下車→萩市中央公園(徒歩約5分)
☆車でお越しの場合
中国自動車道「美弥東IC」(約15分)→小郡萩道路「絵堂IC」(約20分)→萩市内
新山口駅→県道212号経由→小郡JCT→美弥東JCT→小郡萩道路「絵堂IC」→国道490号経由→萩市内
山陽道「防府東IC」→国道262号経由(約70分)→萩市内
萩時代まつりの駐車場は?
ところで、車でお越しの方が一番気になることといえば、やはり駐車場情報ではないでしょうか。
萩時代まつりでは、専用の駐車場は設けられませんが、近隣に幾つか駐車場がありますので、その内の2つをご紹介いたします。
☆中央公園駐車場(赤)
- 駐車台数:146台(普通車)
- 料金:08:00~18:00 1回310円
- 住所:山口県萩市江向4区593
☆萩博物館駐車場(青)
- 駐車台数:93台(普通車)
- 料金:09:00~17:00 1回310円
- 住所:山口県萩市堀内355
駐車場の場所は、以下の地図でご確認ください。
アイコンの色は、駐車場名の後にあるカッコ書きの色になります。
この他にも駐車場がありますので、地図で詳しく確認したい方はこちらからどうぞ^^
→「萩市 市街地交通マップ」
萩時代まつり 交通規制情報!
お祭り当日は、会場周辺に交通規制が敷かれます。
2018年は、以下の場所と時間で規制が行われます。
- 萩城跡周辺:09:00~11:30(車両通行止め)
- 萩橋本郵便局周辺:11:30~17:00(車両交通止め)
- 金谷神社周辺:10:00~17:00(車両通行止め)
交通規制図をこちらに置いておきますので、参考にされてください。
→「萩時代まつり2018年の交通規制図」
萩時代まつりが開催される萩市は、歴史的な場所や建物が数多く存在する町です。
そのことから、萩市の城下町は、2015年に世界遺産として登録されました。
まさに!歴史好きの方にピッタリなお祭りかと思います。
ぜひ1度、江戸時代にいるような気持ちを味わってみませんか^^
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