節分の日に、恵方巻きを食べる!という習慣は、
今では全国的に行われるようになりましたが、
元々は、関西だけの習慣だったということはご存知だったでしょうか?
恵方巻きは、関西のコンビニで販売されていましたが、
1998年から全国のコンビニなどでも販売されるようになり、
次第に広がっていきました。
さて、現在では、すっかり定着した恵方巻きですが・・
恵方巻きを食べる時の方角ってどうやって決めてるの?
恵方巻きの食べ方には、どんなルールがあるの?
そんな疑問を抱えてはいませんか?
もし、少しでも疑問に思っていらっしゃるのであれば、
どうぞ、この先へお進みください♪
あなたの疑問が、スッキリ解消されますように・・
恵方の意味とは?
節分の日に恵方巻きを食べる時は、
その年によって決められた方角を向いて食べる。
ということはすでにご存知かと思います。
では、恵方巻きの「恵方」の意味を聞かれたら、
すぐに答えられる方は少ないのではないでしょうか。
ということで、まずは、恵方の意味について
簡単にご説明いたします。
恵方巻きの「恵方」とは、
その年の幸福を司っている神様(歳徳神)がいる方角のことを言います。
また、何か新しいことを始めようとする時などに、
その方向に向かって行うと「万事に吉」とされていることから、
「吉方」とも呼ばれています。
この考えは昔からあり、節分の日に限らず、
初詣に行く時は、自宅から恵方にある神社へ行く。
という習慣もあったとされています。
さらに、日常の中でも、
- 転職しようかと思っていたら、恵方にある職場を選ぶ。
- 新婚旅行の場所に迷ったら、恵方にある場所を選ぶ。
というような、大事な節目の時に使われることもあります。
そして、節分の日も、厄払いの行事ということで、
縁起の良い恵方の方角を向いて食べることが、習慣になっていったというわけです。
恵方巻きの方角!その決め方とは?
さてさて・・
恵方は、その年の最も良いとされる方角であるということが、
なんとなくでもお解りいただけたかと思います。
それでは!
ここからは、恵方の方角の決め方について解説いたします。
恵方の方角は、
- 南南東やや南
- 北北西やや北
- 西南西やや西
- 東北東やや東
という4つの中から毎年一つ、当てはまります。
どのようにして決まるか?と言いますと、
その年の「干支(えと)」の「十干(じっかん)」によって決まります。
まず「ね、うし、とら、う、たつ・・」という、その年を動物で表している「十二支」は、
すでにご存知の方も多いかと思います。
「十干(じっかん)」とは、中国か伝わったとされる暦表示で、
「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」のことを指します。
カレンダーなどに書いてある場合があるので、
見たことがある!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ちなみにですが、十干と十二支を組み合わせたものが「干支(えと)」となります。
日本で「干支」といえば、一般的に「ね、うし、とら・・」を指していますが、
本来の干支は「十干」と「十二支」を合わせたもののことを言います。
十二支が毎年一つ決まっているように、
十干も同じように、毎年一つ割り当てられています。
どのようにして十干が割り当てられているのかと言いますと、
「西暦の下一桁」によって決められています。
十干と西暦の組み合わせは、以下の通りです。
☆十干と西暦(下一桁)の組み合わせ
甲→4、乙→5、丙→6、丁→7、戊→8、己→9、庚→0、辛→1、壬→2、癸→3
そして、4つある恵方の方角と十干は、
以下の組み合わせと決まっています。
- 南南東やや南・・丙、辛、戊、癸
- 北北西やや北・・丁、壬
- 西南西やや西・・乙、庚
- 東北東やや東・・甲、己
さて、それではここで、2017年を例にして方角を考えてみましょう!
まず、2017年の下一桁は「7」なので、
十干は「丁」ということが分かります。
そして、丁の方角を見てみますと「北北西やや北」とあります。
ということは・・?
そうです!
2017年の恵方は「北北西やや北」となります。
恵方巻きの食べ方にはどんなルールがあるの?
ところで、恵方巻きの食べ方に、ルールがあることはご存知でしょうか?
なんとなく聞いたことがあるような・・(汗
と思っているあなた!
せっかくなので、ここで覚えておきましょう^ ^
恵方の方角を向いて食べること!
これは、すでにご存知かと思います。
恵方には、その年の幸福を司っている神様(歳徳神)がいるとされていて、
最も縁起の良い方角となっています。
そのため、よそ見をしたりせず、
恵方の方角を向きながら食べます。
一言も喋らずに黙って食べること!
恵方巻きを食べている最中は、一言もしゃべってはいけません。
これは、喋ってしまうことで、
口から福が逃げると言われていることからきています。
なので、恵方巻きを食べ始めたら、
口から福が逃げないよう、喋らずに食べきるようにしましょう。
恵方巻きを切らずに食べること!
恵方巻きは、大きくて食べにくいということもあり、
食べやすい大きさに切って食べたい・・
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、恵方巻きは切ってはいけません!
これは「ご縁を切らないように」という思いが込められているため、
丸々一本をかじって食べるのがルールとなっています。
また、食べ始めてから途中で休んでしまうと、
ご利益がなくなってしまうと言われています。
なので、一度食べ始めたら一気に食べきるようにしてください。
休まずに食べれるかなぁ~?と、心配な方は、
お腹を空かせておくと良いでしょう^^
最後に・・
巻き寿司の「巻き」は「福を巻き込む」とも言われていて、
とても縁起の良い食べ物です。
そして、神様の方を向いて黙って食べきることで、
願い事が叶うという言い伝えもあります。
ぜひ、心の中で、お願いしてみてはいかがでしょうか?
あなたの願い事が叶いますように・・・
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