加茂大祭 2018の日程!その歴史とは?駐車場情報も!

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岡山県の無形民俗文化財に指定されている加茂大祭・・

このお祭りは、岡山市吉備津神社の「七十五膳祭」と賀陽町吉川八幡宮の「当番祭」に並ぶ、岡山県三大祭りとして有名なお祭りです。

 

加茂大祭は、約950年という伝統を誇り、町内の神社から8つの御神輿が集まり、吉備中央町加茂市場の総社宮にて神事が盛大に行われます。

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加茂大祭の歴史

加茂大祭の始まりは、定かではありませんが、社伝によると平安時代後期の天喜年中(1053〜1058年)と記録されています。

当時、加茂郷と呼ばれていた町で悪い病が流行り、それらを取り払うために始まったと言われています。

戦国時代に入り、加茂大祭は約200年間中断されていましたが、江戸時代中期頃から、再び開催されるようになりました。

以降、毎年行われるようになり、岡山県三大祭りの一つとして認められ、昭和34年には「岡山県指定重要無形民俗文化財」に指定されました。

そして、その伝統は今もなお受け継がれています。

 

加茂大祭は、全国でも珍しい寄宮祭という形式で行われます。

寄宮祭とは、その地域にある複数の神社が集まり、合同で祭りを行うことを言います。

加茂大祭に集合する神社は、鴨神社、松尾神社、化気神社、すさのお神社、日吉神社、八幡宮、三所神社、天計(あまはかり)神社の8つです。

お祭りが始まると、それぞれの神社は、お神輿を担いで総社宮に集合し、この総社宮を合わせた9つの神社で、大祭を行います。

 

加茂大祭 2018の日程!

加茂大祭は、毎年、10月の第三日曜日に開催されています。

2018年の開催日時は、10月21日(日)の07:00〜15:30となっております。

それぞれの日程は、以下の通りです。
 ※開催時間や内容は、変更になる場合があります。

 

☆入御(お入り) 07:00頃〜
 総社宮にある鳥居の外側で、鴨神社と化気神社の行列が向き合い、煙火の合図とともに入御(お入り)が始まります。
 ※入御=8つのお神輿行列が総社宮に入ること

 一神社約80人が、太鼓、笛、棒使い、鳥毛、獅子、神輿を担当して、社名旗を先頭に次々と鳥居の内側に入っていき、獅子舞や鳥毛練りが奉納されて、最後にお神輿が入御されます。

 その後、お神輿は、総社宮に設けられている長床と呼ばれる仮宮殿に入っていきます。

 入御する時間は、

  • 07:00〜 鴨神社
  • 07:45〜 化気神社
  • 08:15〜 松尾神社
  • 09:00〜 日吉神社
  • 09:45〜 すさのお神社
  • 10:15〜 八幡宮
  • 10:30〜 天計神社
  • 10:45〜 三所神社

 というように、各神社によって決まっています。

 

 入御が無事に終わると、お昼休憩となります。

 入御が行われている最中は、観光客が境内へ入ることはできませんが、休憩時間になると、自由に出入りすることができます^^

 

☆お遊び行事 12:00頃〜
 
仮宮殿前にて、それぞれの神社によるお遊び行事が行われます。

 「お遊び」とありますが、これもしっかりとした神事の一つです!

 主な内容は、

  • 薙刀(なぎなた)を自由に振り回し、悪魔払いの仕草をする太刀振り
  • 天狗や鬼のお面をつけた人たちが樫の木で作られた棒を使って打ち合う棒使い
  • 獅子頭を持った人が獅子の身体となる人の肩に乗ってその高さを競い合う継ぎ獅子

 となっています。

 各神社、8つの獅子が太鼓や笛に合わせて高さ比べをする光景は、とても迫力があります。

☆御神幸・お供え行事 12:30頃〜
 
仮宮殿にある8つの御神輿が外に出されて、隋神門前にて御神輿の高さ比べが行われます。

 横一列に御神輿が並び、男たちの雄叫びとともに天高く持ち上げられ、会場は大盛り上がり!

 1基、約240kgもある御神輿をみんなで持ち上げて競い合う姿は、加茂大祭の神事の中で、一番の見どころとなります。

 御神幸が終わると、総社宮から各神社へお供えの式が執り行われます。

☆還御(お立ち) 13:30頃〜
 
それぞれの神社は、決められた順に総社宮を出発し、各神社へと戻っていきます。

 15:30頃、全ての御神輿行列が出発し、花火の号砲が上がるとお祭りは終了となります。

 

加茂大祭へのアクセス

ここでは、加茂大祭の開催場所である加茂総社宮へのアクセスをご案内いたします。

ちなみに、加茂総社宮はここです。

[電車とバスでお越しの場合]

◎JR津山線 金川駅から
 
「福沢行きバス」(約30分)→「加茂市場」 下車 徒歩すぐ

◎伯備線 備中高梁駅から
 
バス(約35分)→「神原」 下車 徒歩約15分

[車でお越しの場合]

 岡山自動車道「賀陽IC」→国道484号 県道57・31号経由(約15分)

 山陽自動車道「岡山IC」から約45分

 

加茂大祭の駐車場は?

お祭り当日は、無料の臨時駐車場が設けられます。

加茂総社宮にも30台ほどの駐車場がありますが、すぐいっぱいになってしまうので、駐車することは難しいかと思います。

そこで、例年、無料駐車場として解放されている場所を5つご紹介いたします。

 

☆JA岡山加茂川 多目的ホール(赤)

  • 駐車台数:約120台
  • 住所:岡山県加賀郡吉備中央町加茂市場210
  • 総社宮までの距離:180m(徒歩約3分)

☆旧加茂川中学校(青)

  • 駐車台数:約100台
  • 住所:岡山県加賀郡吉備中央町加茂市場2100
  • 総社宮までの距離:750m(徒歩約10分)

☆エヌイーシール美原工場(緑)

  • 駐車台数:約50台
  • 住所:岡山県加賀郡吉備中央町美原1301-1
  • 総社宮までの距離:約1㎞(徒歩約15分)

☆吉備中央町立下竹荘公民館(紫)

  • 駐車台数:約50台
  • 住所:岡山県加賀郡吉備中央町湯山1002
  • 総社宮までの距離:約2.8㎞

☆加賀中学校(黒)

  • 駐車台数:約200台
  • 住所:岡山県加賀郡吉備中央町湯山1028
  • 総社宮までの距離:約2.9㎞

加賀中学校は、雨天時の場合、駐車不可となりますのでご注意ください。

また「吉備中央町立下竹荘公民館」「加賀中学校」から会場までは、シャトルバスが出ますのでご利用ください。

 

場所については、地図をご覧ください。

アイコンの色は、駐車場名の後にあるカッコ書きの色です。

◎注意!
 
駐車場の場所は、変更になる可能性があります。

 事前に、吉備中央町協働推進課へお問い合わせや吉備中央町観光協会の公式ホームページなどで確認をしてからお出かけください。
 こちらからどうぞ→「吉備中央町観光協会の公式ホームページ」

 お問い合わせ→Tel 0866-54-1301 (吉備中央町協働推進課)

おまけ!

加茂大祭に集う御神輿の中には、珍しいものがあります。

特に、化気神社の榊葺神輿(さかきぶきみこし)は、屋根が榊の葉でできていて、全国的に珍しい御神輿です。

約4000もの榊の葉を、毎年氏子が1枚1枚丁寧に糊付けをして作っていきます。

以前は、他の神社にも榊葺神輿はあったのですが、今現在は、化気神社のみとなっているようです。

加茂大祭に足を運んだ際は、キレイな緑色の御神輿をチェックしてみてはいかがでしょうか^ ^

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