東京都港区で、秋になると行われるだらだら祭り・・
このお祭りは、芝大神宮の例大祭として毎年9月に開催されています。
日本一長いお祭りとされているだらだら祭りは、江戸時代から行われており、1000年以上の歴史を誇る由緒正しきお祭りです。
お祭り期間中は、縁起物の「生姜」が販売されたり、お神輿が町内を練り歩いたりと大きな盛り上がりを見せます。
今回は、そんなだらだら祭り2018の日程情報についてお届けいたします。
と、その前に!
だらだら祭りの歴史についてご覧ください^^
だらだら祭りの歴史
だらだら祭りが行われる芝大神宮は、都内にある神社の中で最も古い神社で、創建されたのは、1005年(寛弘2年)とされています。
当初、芝大神宮の例大祭は3日間行われていましたが、庶民の間で人気になっていくに連れて、段々と開催期間が延びていくようになりました。
人気のきっかけとなったのは、慶長年間(1596~1615年)に流行した伊勢参りです。
伊勢参りとは、三重県にある伊勢神宮へ参拝することを指しますが、当時、伊勢まで行くまでには、かなりの時間と費用を必要としていたため、江戸の人たちにとっては中々できることではありませんでした。
そこで、江戸の農民たちは伊勢参りの代わりに、伊勢の神様が祀られている芝大神宮へ参拝するようになります。
以降、芝大神宮は「関東のお伊勢様」という名前で親しまれ、大勢の人たちが訪れるようになりました。
そして、神社側も「芝大神宮に一人でも多くの方が参拝できるように」という思いを込めて、11日間まで期間を延ばして行うようにしたのだそうです。
ちなみに・・
だらだら祭りという名前の由来は、諸説ありますが、
- だらだらとお祭りが続いているから
- だらだらと汗を流しながら行っているから
- 江戸の子どもたちが「だらだら祭り」というあだ名を付けた
といった理由から、その名が付いたと言われています。
そうそう!
だらだら祭りには「生姜祭り」というもう一つ別の呼び名があるのですが、ご存知でしょうか?
江戸時代、芝大神宮の周辺には生姜畑があり、盛んに生姜の栽培が行われていました。
生姜には、毒消しの効果があるとされ、農民たちが境内や参道にて生姜を参拝者に販売したり、神社にお供えするようになったことで「生姜祭り」と呼ばれるようになりました。
その風習が現在も残っており、縁起の良いものとして葉生姜が境内で販売されています。
だらだら祭り!2018年の日程
さて、お待たせいたしました!
だらだら祭り2018の日程情報についてはここからです。
だらだら祭りの開催日は、毎年9月11日~21日と決まっています。
例年、16日の例大祭と土日の2日間に多くの人が訪れ、賑わいを見せています^^
◎開催日 2018年9月11日(火)~21日(金)
◎開催時間 08:30頃~17:00
※時間は日によって異なります。
◎場所 芝大神宮(東京都港区芝大門1-12-7)
◎アクセス
[車の場合]
首都高速道路「芝公園出口」から約3分
[電車の場合]
JR山手線・京浜東北線:浜松町(北口)から徒歩5分
都営地下鉄浅草線・大江戸線:大門駅A6出口から徒歩1分
都営地下鉄三田線:御成門駅A2出口から徒歩5分
◎屋台 あり
◎お問い合わせ Tel:03-3431-4802(芝大神宮)
◎公式サイト 「芝大神宮ホームページ」
主な催し
ここでは、お祭り期間中に行われる主な催しをご紹介いたします。
◎敬老際
[開催日時] 9月15日(土)09:30頃~
◎大祭祭儀
[開催日時] 9月16日(日)11:00頃~
舞楽が奉納され、午後からは「神輿渡御」が行われます。
◎宮大神輿渡御 発輿
[開催日時] 9月17日(月)09:30頃~
09:30頃より、豪華絢爛なお神輿が曳き出され町内を練り歩きます。
お神輿の巡幸ルートについては、こちらの「宮大神輿渡御 巡幸図」から確認することができます。
→「神輿渡御の巡幸図」
だらだら祭りの駐車場は?
会場まで車で行く場合、気になることといえば駐車場についてではないでしょうか。
だらだら祭りでは、残念ながら専用の駐車場は用意されていません。
なので、車で行かれる際は、近隣のパーキングエリアに停める必要があります。
以下で、芝大神宮に近いパーキングエリアを2つご紹介していますのでご覧ください^^
☆芝NBFタワー駐車場(青)
- 駐車台数:30台
- 住所:東京都港区芝大門1丁目1−30
- 料金:00:00~24:00 30分 250円
- 芝大神宮までの距離:250㎞(徒歩約3分)
☆パークネット芝公園駐車場(赤)
- 駐車台数:22台
- 住所:東京都港区芝大門1丁目1−21
- 料金:08:00~24:00 30分 250円
00:00~08:00 30分 100円 - 芝大神宮までの距離:250㎞(徒歩約3分)
駐車場の場所については、地図でご確認ください。
アイコンの色は、駐車場名の後にあるカッコ書きの色になります。
だらだら祭りの見どころはココ!
だらだら祭りの見どころといえば、なんと言っても17日に行われる神輿連合渡御です♪
神輿連合渡御では、10基以上もの神輿が勢いよく上に持ち上げられ、その光景を近い距離で見ることができます。
大きな掛け声と迫力あるお神輿は見逃すことができません^^
さらに、だらだら祭りの神輿は、担ぎやすいということもあり、女性たちが神輿を担ぐ場面もあります。
女性たちが活躍しているところも見どころの一つとなっています。
そしてもう一つ!
だらだら祭りへ足を運んだ際に、ぜひ手に入れていただきたいものがあります。
それは、千木筥(ちぎばこ)です。
千木筥は、芝大神宮のみで授与されているもので、生姜と同じく縁起の良いものとされています。
千木筥という名前は、社殿を作っていた際に、余った千木を使って作られたことから、そう呼ばれるようになりました。
※千木=社殿の屋根に交差して突き出してある木材
主に、女性が小物入れに使ったり、お弁当箱として使っていたと言われていますが、タンスの中に置いて「洋服が増えますように」と祈願すると、衣服に困らず過ごすことができるという言い伝えもあります。
それだけではありません。
千木筥を部屋に吊るしておくと、魔除けにもなると言われています。
お祭り期間中は、境内にて販売されますから、お土産としてはもちろん!出産祝いや入学祝い、結婚祝いなどにもピッタリな千木筥を購入してみてはいかがでしょうか♪
[特集]別名:だらだら祭とも呼ばれる芝大神宮「生姜祭り」/生姜商品専門店 サンワ食研
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